減速は「スピードが落ちること、落とすこと」。
いろいろなケースで使えますが、乗り物において使うことが多い言葉です。
したがって、割と見聞きしやすい言葉という印象になりやすいでしょう。
失速は「主に飛行機において、安全な飛行ができないほどのスピードに陥ること」。
基本的には飛行機で使われる言葉であり、失速状態が続くとそのまま降下し続け、いずれ墜落する可能性があります。
「減速」の意味
減速とは、スピードが落ちること、落とすことです。
一般的には乗り物に乗っているときに起きる、起こす現象と言えます。
したがって、日常生活の中で頻繁に経験している可能性がある状況です。
減速をする理由としては、やはり安全のためというケースが非常に多いでしょうし、そういった目的で行っていく行為と評価できるでしょう。
「失速」の意味
失速とは、主に飛行機において、安全な飛行ができないほどのスピードに陥ることです。
飛行機が失速状態になってしまうと、いずれ墜落することが必至であるため、失速状態から回復する必要があります。
この失速という言葉は飛行機以外ではあまり使われませんが、勢いがなくなるという意味でも使われることがあるので覚えておきましょう。
「減速」と「失速」の用法や用例
「この辺の道はよく人が飛び出してくることがあるから注意しながら運転した方がいいだろう。
やはりスピードは抑えて、減速気味に対応した方がいいはずだ。」
「あのチームは開幕直後はすごい強かったのに、今や最下位独走中だもんな。
完全に失速してしまった感じだな。
元々下馬評は高くなかったから、こんなものかもしれないけどね。」
減速と失速はシチュエーションが全く違う
減速と失速に関しては、ともにスピードが落ちるという意味で使われやすい言葉ですけど、それぞれはシチュエーションが全く違います。
原則はいろいろな乗り物を利用しているときに使えますが、失速は主に飛行機のときだけです。
また、減速は安全のために意図的に行うことが多い行為ですが、失速は意図しないで発生する危険な状況と言えます。