カサカサは「軽くて乾いたものがこすれる音、肌が乾燥していること、気持ちにゆとりのないこと」。

「軽微小音」と言い換えると分かりやすい。

ガサガサは「ざらざらのこと、騒がしいこと、がさつなこと」。

「荒れた様子」と言い換えると分かりやすい。

音としてのカサカサは例えば板の上を虫が這っている音、枯れ葉が風で舞う音などです。

ガサガサという音は例えば固い紙を丸めたものが擦れ合う音です。

「カサカサ」は乾いた微小音

「カサカサ」は例えば、枯れ葉など小さいものが風で触れ合う音、虫が畳や板の間を這いずり回る音などで乾いている状態の微小音になります。

肌の様子ではうるおいがない乾燥肌のことを表す言葉になり、忙しく気持ちにゆとりが無くなっていることも言います。

「落葉が風に舞いカサカサとかすかな音を立てている」「ゴキブリがカサカサと畳の上を這っていた」などと使います。

「ガサガサ」はやや重い音

「ガサガサ」はカサカサに比較してやや重量感のある音に聞こえます。

例えば、コーヒー豆の焙煎している音、丸めた厚手の紙が擦れあう音などがガサガサと聞こえそうです。

何かの表面が荒れた状態のことも言い、落ち着かない様子や、騒がしい様子、性格が雑なことも言います。

「何か聞こえるが、ガサガサと何か少し小さくて重いものがうごめいている音らしい、蟹だ」と使います。

「カサカサ」のより大きな音は「ガサガサ」

「カサカサ」は微小物の出す音、「ガサガサ」はやや重い微小物の出す音になりどちらも乾燥音です。

音の大きさは「カサカサ」より「ガサガサ」の方が大きく強く聞こえます。

「カサカサと風でかすかな音を立てていた落葉は、箒で集められガサガサと落葉の山に捨てられた」「カサカサは虫が固い面を動く音、ガサガサは枯れ葉の山を崩す音に聞こえます」などと使います。

「カサカサ」と「ガサガサ」とは

「カサカサ」は乾いた微小音のこと、乾燥肌のこと、ゆとりのない気持ちのことを言います。

「枯れ葉はカサカサと風に舞う」「乾燥していて肌がカサカサだ」「気持ちがカサカサで落ち着けない」などと使います。

「ガサガサ」はやや強い乾燥した微小音のこと、何かがうごめく音のこと、性質が粗雑なことなどを言います。

「ガサガサと蟹の集団が移動している」「彼は粗雑なのでガサガサした印象だ」などと使います。

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