汎用は「複数の用途に使えるものこと」「共通性」と言い換えると分かりやすい。

多機能は「複数の機能を持っていること」。

「マルチ」と言い換えると分かりやすい。

汎用は二つ以上に共通して使えるものという意味で、それしか使えない専用とは反対の言葉です。

多機能はいろいろな機能を持っていることですから、いくつかの専門性を同時に持っていることになります。

「汎用」は共通性

「汎用」は複数のものや用途に共通して使えるという意味です。

例えば原材料はその使い方で異なるものになるわけですから、例えばプラスチックなどは汎用性が高いものになるのです。

また、共通性のあるもの、例えば乾電池は様々な用途が考えられる汎用性の高いものになります。

車の部品なども多種車に共通して使えるものが多いはずです。

「多機能」は専門性

「多機能」は複数の専門性を持っているマルチ・万能と言われるものです。

一つのものに複数の機能を持たせたものということです。

一つの機能しかできないものは多くありますが、複数のことが出来るものは「万能~」と呼ばれています。

例えばスマホは電話機能とインターネット接続機能・GPS機能など多機能の代表的なものになります。

多くの家電製品も多機能型になっています。

「汎用」と「多機能」とは似て非なる概念

「汎用」性があるものは専門性が失われているものですから、複数の専門がある「多機能」性とは異なる概念と言えます。

「何にでも使えるもの」と「いろいろな機能があるもの」は違うのです。

例えば電池は電気を供給するという専門性しかありませんが、いろいろなものに使えますから「汎用」性があるもので「多機能」とは言いません。

「汎用」と「多機能」とは

「汎用」は複数のことや用途に共通して使えるという意味です。

JIS規格品のボルトナット・ねじ・釘などの部品名全般、規格品、原材料品などは「汎用」性が高いものになります。

「多機能」はスマホなど多くの機能を一つのもので兼ね備えていることです。

周りを見渡すと世の中には多くの汎用品や多機能品があふれています。

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