「無欲」と「禁欲」の違い・意味と使い方・由来や例文

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無欲は「欲がないこと、欲を持たないこと」。

自然とそういう状況になっているケースで使うことが多く、意図的に欲を持たないようにするシーンではあまり使わないと言えます。

禁欲は「肉体的な欲望を持たないように努めること」。

人間が抱える欲のうちでも、特に肉体的なものに関して意図的に抑えようとするときに使っていくことが多いです。

「無欲」の意味

無欲とは、欲がないこと、欲を持たないことです。

基本的には意識せずにそういう状況になっているケースで使う言葉であり、意図して欲を捨てようとするケースでは使わない言葉と言えるでしょう。

したがって、実際に無欲と言えるような人間はなかなかいないでしょうし、実際にこの言葉を使用できる機会に関してもまずないと言えます。

「禁欲」の意味

禁欲とは、肉体的な欲望を持たないように努めることです。

禁欲に関しては、意図して欲望を捨てようとする行為であり、欲望を持ってしまいがちな状況ではあるが、あえてそれを無にしていこうとするケースで使います。

特に肉体的な欲望に対してのみ使っていくので、禁欲についてはそういった部分で特徴を見出すことはできるでしょう。

「無欲」と「禁欲」の用法や用例

「無欲である人間は現実にはほとんどいないだろうが、欲を捨て去ることができれば、今までの人生とは違う世界を見出すことができるのではないか。

これは非常に興味深い。」

「禁欲に励むとどうしてもストレスが溜まってくるな。

今までこんなことをしたことはほぼなかったからな。

どうしても違和感を覚えてしまうということなんだろう。」

無欲と禁欲はともに欲望を持っていない状況

無欲と禁欲は人間の欲望がほぼないと言えるケースで使います。

ただ、無欲は自然とそれが実現している状況で使いますけど、禁欲は意図してそれを実現させようとするケースで使います。

また、禁欲は現在進行形で欲望を減らそうとするときにも使いますし、肉体的な欲望に対してのみ使用するので、そこは知っておくべきポイントです。

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