惨事は「目を覆いたくなるような、むごたらしい出来事のこと」。
事件や事故などに対して使っていきますけど、その現場を直視できないようなケースで使っていく言葉です。
惨劇は「目を覆いたくなるような、むごたらしい出来事のこと」。
意味は惨事と特に変わりませんけど、惨劇は演劇のなどの中で使用することもあると言えます。
「惨事」の意味
惨事とは、目を覆いたくなるような、むごたらしい出来事のことです。
日常生活で想像することができないような、非常に凄惨な現場を指すことが多いです。
そういった現場を直視したら、トラウマになってしまうような、そんなケースで使っていきます。
惨事に遭遇すること、そういった状況を見ることは人生の中でもまずありません。
「惨劇」の意味
惨劇とは、目を覆いたくなるような、むごたらしい出来事のことです。
意味は惨事とほぼ変わりませんけど、惨劇の場合には実際に起きた出来事のみならず、演劇などのケースを含みます。
したがって、フィクションにおいて使用されることがあるので、そこは惨劇の特徴になるでしょう。
惨劇よりも使用可能な範囲が広いということです。
「惨事」と「惨劇」の用法や用例
「今回の事故は非常に大きな惨事となり、たくさんの人たちが亡くなる結果となってしまった。
ニュースで伝えられた内容によると、事故現場は非常に凄惨だったらしい。」
「惨劇の内容の劇は非常に迫力があるね。
いろいろな意味で印象に残りやすいし、見ている方としてもハラハラドキドキしてしまうよ。
そういった部分に魅力があるのかもしれない。」
惨事と惨劇は同じ場面で使える
惨事と惨劇に関しては同じような意味を持っています。
どちらも直視できないような、むごたらしい事件や事故の現場という意味で使っていくのです。
ただ、惨劇に関しては、実際の出来事のみならず、演劇などの架空の出来事に関しても使用することがあるので、実際の事件や事故のみに対して使っていく惨事とは、そこで大きな違いがあると言えるでしょう。