活用は「特定のモノの真価を上手く生かして使用すること」。
特定の存在が持つ能力などを生かして、有効利用する状況を指しています。
活用に当たる状況は日常生活の中で多くあるはずです。
援用は「自分の主張を補強するために、特定の文献に書いてあることを使うこと」。
文献を参照することで、自分の主張をより確かなものにするという意味で援用を使うのです。
ただ、時効を援用するという使い方もあるため、そこに関しても覚えておきましょう。
「活用」の意味
活用とは、特定のモノの真価を上手く生かして使用することです。
あるモノが持つ能力などをきちんと理解し、それを発揮させる形で使っていく際に使用していく言葉と言えます。
活用という言葉は日常生活の中で多々耳にするはずですが、自身で活用に当たる行為を実践しているケースも多くあると言えるので、かなりメジャーな言葉と評価可能です。
「援用」の意味
援用とは、自分の主張を補強するために、特定の文献に書いてあることを使うことです。
文献に書いてあることを利用して、自分の主張をより確かなものにしていくというシーンで使っていきます。
しかし、法律用語で援用を使う際には、時効を援用するという言い方をする場合があります。
時効満了の恩恵を受ける人間が、実際に援用をするのです。
「活用」と「援用」の用法や用例
「サバイバルでは、一見役に立ちそうにないものが思わぬ役に立つことがある。
したがって、自分が持っているものを有効に活用することが非常に大切なんだ。」
「民法では、時効が満了するとそれによって恩恵を受けることができるが、そのためには時効を援用する必要がある。
援用をしないと時効が満了したことの利益を受けられないんだ。」
活用と援用は有効利用するという意味がある
活用と援用に関しては、ともに特定のものを有効利用するという意味があります。
活用についてはいろいろなものを対象にすることができますが、援用は主に文献などを対象にしていきます。
しかし、援用は民法では時効の満了の利益を受けるという意味で使うことがあるため、専門用語ではありますけど、その点についても知っておくと良いです。