愚痴は「口に出す不満の言葉のこと。」
「不満」と言い換えると分かりやすい。
不満は「満たされない心の感情こと」。
「不平」と言い換えると分かりやすい。
愚痴は不満があるから言うもので、不満は状況が自分にとり納得出来ないものだから生まれる感情です。
改善されるものなら意見や提案となり前向きのことですが、愚痴はそうではない後ろ向きの不平不満のはけ口です。
「愚痴」は不満のはけ口
「愚痴」は納得できない状況や決められたこと、人間関係など様々なことに不平不変を持つと自然に口から出てくる言葉のことです。
不平不満のはけ口なので、後ろ向き、批判的、否定的な内容になることが多いため、聞いている方は嫌になります。
「愚痴」を言う方は言えば少しは気持ちがすっきりするものですが、根本的な解決にはならないのです。
「不満」は心の遣るかたなさのこと
「不満」は自分ならそのようにするのにという、自分の考え・基準に合わない状況や人のすることに対する心の遣るかたない感情のことです。
「不平不満」と対にして使うことが多く、顔に出る感情になります。
例えば「不満があるならハッキリと言いなさい」「いつも不満な気持で仕事をするとミスが出る」「不満たらたら言うのでは困ります」などと使います。
「不満」があるから「愚痴」が出るの
「愚痴」は心に不平不満が起きた時に口から出てしまうもので、愚痴が習慣になっている人もいます。
半面、「愚痴」一つ言わないで我慢している人もいますし、言っても仕方のないことですから賢い人はしないものです。
むしろ、前向きな提案を考える方が建設的ですから、有能な人はそのようにするものです。
「愚痴の一つも言いたくなる」「愚痴っぽい人」「愚痴られた」などと使います。
「愚痴」と「不満」の関係
「不満」を持っていると「愚痴」が出やすくなります。
「愚痴」は自分では解決できない大きな壁があると、口から出てくる言葉です。
従って後ろ向き、批判的、ネガティブなものと相場は決まっています。
解決できそうであれば、前向きな意見や提案が出来、「愚痴」などは言う暇がありません。
「試験問題が難しかったから低い点数になったのだ、と愚痴を言っている暇があるのならもっと勉強しなさい」と使います。