凶悪は「残忍であること」。
酷いことを平気でするという意味であり、アバウトな言葉であるため、具体的な定義は存在していません。
極悪は「この上なく酷いこと」。
この上なくという意味が含まれているため、これ以上酷いことはないような状況を指しています。
そういったことを平気で行うという意味が込められているので、凶悪よりも上でしょう。
「凶悪」の意味
凶悪とは、残忍であるという意味を持った言葉と言え、酷いことを平気で行える性格などを指しています。
基本的には人柄や人が行った行為などに対して使われる言葉であり、非難をする際に使用する言葉であると言えるでしょう。
普通の人ならばまず行わないような酷いことをしたときに凶悪という言葉を使うとしっくりくるはずです。
「極悪」の意味
極悪とは、この上なく酷いことという意味があり、これ以上ないような酷いことをしたときにその人柄や行為などを非難します。
凶悪よりもさらに酷いと言えることに対して使うため、実際に極悪という言葉を使用するシーンは相当限られると言えるはずです。
この上なく酷いことの定義は曖昧ですが、人間がやるとは到底思えないことなどを想像すると良いでしょう。
「凶悪」と「極悪」の用法や用例
「あそこまで酷い暴力をふるえる人間は相当な凶悪と評価できる。
今までにほとんど見たことがない。
こういう人間には本当に気を付けないといけないんだ。」
「たまに凄惨な殺人事件などを耳にするけど、そういった事件の犯人は相当な極悪なんじゃないかと思えてくるな。
本当に私たちと同じ人間の心を持っているのか、そんな気がしてくるんだよ。」
凶悪と極悪は程度の違い
凶悪も極悪もどちらも人間性や人柄、行為などを非難するときに使う言葉であり、その点では共通しています、しかし、程度は異なっているのです。
一般的に凶悪よりも極悪の方がよりその程度が上であり、そういった部分で区別をしていくと良いでしょう。
凶悪と極悪の使い分けに関しては、簡単にはいかない可能性がありますが、主観的な判断で問題ないでしょう。