牛乳は「牛から絞った乳のこと」。
本来は成分を調整していない生乳に関して、牛乳という言葉を使えます。
成分を調整したものについては別の言い方をするのです。
乳牛は「家畜として飼われている牛の中で、乳が多く出るような牛のこと」。
たいていは品種改良によって、乳が多く出るようになっているのですが、そういう牛のことを特に乳牛と表現します。
「牛乳」の意味
牛乳とは、一般的には牛から出た乳のことですが、厳密に言えば成分を調整していない生乳のことを牛乳と呼びます。
逆に調整しているものに関しては呼び名が変わるのです。
例えば、脂肪などに関して調整した牛乳であれば、低脂肪牛乳という言い方をする場合があります。
シンプルに牛乳と表現できるものばかりではないと言えるのです。
「乳牛」の意味
乳牛とは、乳を多く絞り出すことができる牛のことです。
通常の牛とは違い、家畜として飼われているもので、さらに品種改良をされたものを特に乳牛と呼ぶことが多いです。
だから、牛の全てが乳牛というわけではなく、あくまでも牛の中の一部を乳牛と表現するのが適切な状況なので、そこはどうしても覚えておく必要があるでしょう。
「牛乳」と「乳牛」の用法や用例
「牛乳という言葉は一般的に使われているが、牛乳と思われる製品の全てが牛乳と表現できるわけじゃないんだよな。
生乳と言えるものが牛乳になるんだ。」
「乳牛は全ての牛に当てはまる言葉ではない。
品種改良などを行い、乳が出やすくなっている家畜としての牛を乳牛を呼ぶんだ。
だから、乳牛じゃない牛も多くいるということだね。」
牛乳と乳牛は全く別物である
牛乳と乳牛は言葉は似ていますが、それぞれの定義を見ると別ものであると言えるでしょう。
牛乳は飲み物であり、乳牛は動物と言えるわけですから。
ただし、乳牛から牛乳が生まれるので、この2つの言葉はリンクしていると評価できます。
牛乳と乳牛の区別は多くの人たちはできるでしょうけど、それぞれの細かい定義まで把握している人は少ないはずなので、そこは覚えておくと良いです。