アンティークは「作られてから100年以上経過した年代物の家具・骨董品・古美術品などの古いもの」のこと。
収集価値のあるもの、年代を経て貴重で品格のあるもののことを指す。
ヴィンテージは「10年以上100年未満の時間が経過したもの」のことで、年月が経過して深い味わいが出たものを指し「その時代らしさが出ていて懐かしいもの」のことを指します。
「アンティーク」の意味
通常アンティークとは、『作られてから100年以上経過した年代物の家具・骨董品・古美術品などの古いもの』のことを指し、収集価値のあるもの、年代を経て貴重で品格のあるものがアンティークと呼ばれます。
製造から100年以上というのは、アメリカの関税法に規定されています。
現代から遡ると1900年代初期の頃に作1られたもので、日本なら明治から大正にかけての時代につくられたことになります。
「ヴィンテージ」の意味
通常25年以上前に作られたもののことを指し、『10年以上100年未満の時間が経過したもの』をヴィンテージと呼びます。
年月が経過して深い味わいが出たものを指し、1970年代頃までに作られたのものとされ、人気の高い時代のスタイルや、「その時代らしさが出ていて懐かしいもの」に対してをヴィンテージと呼びます。
似た言葉「レトロ」の意味と違い
アンティークやビンテージと印象が似ている「レトロ」という言葉があります。
必ずしも古いものという意味ではなく、物そのものの古さや作られた年代とは関係なく、懐古的な趣味であったり、懐かしい想いを引き起こすものや、古いものを好む感覚のことを表しています。
真逆の言葉には、現代的という意味の「モダン」があります。
アンティークとビンテージの言葉のいわれ
アンティークはフランス語で実際に「antique」は骨董品や古美術のことを指し、当時の職人たちが、ひとつひとつ手作りの技術でものを作り出していた良き時代の作品をアンティーク、と呼んでいます。
ヴィンテージは英語表記での「vintage」ですが、vinは「ワイン」、ageは「時代」という意味を含んでいます。
元はフランス語のワイン用語で、『葡萄を収穫する』という意味から来ています。
ワインの当たり年に作られたワインをヴィンテージ・ワインと呼んでおり、そこから、『当時話題になったアイテムやそのデザイン』などを、ヴィンテージと呼ぶようになりました。