「身を引くように、諦めるように宣告をする」という意味があり、いろいろなシーンで使われるものの、スポーツなどの場面では割と見る表現となっています。

特定の選手の後釜に収まりそうな選手が出てきたため、その特定の選手の必要性が低下し、引退をすべきような状況になったときなどで引導を渡すという言葉が使われるのです。

「引導を渡す」の意味

引導を渡すというのは、身を引くように、諦めるように宣告をすることです。

必ずしも直接言葉で宣告をするとは限りません。

事実上、特定の人は身を引くべきという状況になったときには、言葉を交わさなくても引導を渡すという言葉が使われることがあるのです。

宣告がない状態でも、客観的に引導を渡したなと実感できる場面があるということです。

「引導を渡す」の使い方

引導を渡すという言葉はスポーツなどのシーンで目にする言葉ではあるものの、普段のビジネスなどでも使われる可能性があります。

上司が部下などに対して退職を勧めるなどの行為をしたときには引導を渡すという状況になります。

スポーツなどでのシーンでは見聞きすることはあっても、自分で使うことは考えづらいです。

しかし、ビジネスシーンであれば実際に使う可能性はあるということで、仕事をしているような場面で使用する可能性を頭に入れておきましょう。

「引導を渡す」の例文

「あの選手はここ数年成績がパッとしないし、スタメンも若手の選手に譲ることが多くなってきました。

これはもう完全に引導を渡したと言っても良い状態じゃないか?と思います。

後釜と言える選手が育ってきているわけですし、彼が引退してもチームとってそんなに問題があるとは思えません。

そろそろ引退すべきときなのではないでしょうか?」

多くの人が引導を渡す経験をする可能性がある

引導を渡すというのは、スポーツなどのシーンでよく見る機会が多いかもしれませんが、仕事でもそういったシチュエーションはあります。

自分の頑張りが、結果的に他の人たちに引導を渡すという結果になることもあるからです。

また、自分が引導を渡される側になるということも十分にありえるので、割と現実味がある言葉だと言えます。

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