一掬の涙は「両手で掬うことができるほど大量の涙のこと」。
ただ、わずかな量の涙という意味でも使うことができるので、正反対の意味が両方含まれている状況と言えます。
雀の涙は「数量がかなり少ないこと」。
一掬の涙に似ている意味となっており、同じような場面で使うことも可能です。
でも、こっちの方が確実に有名でしょう。
「一掬の涙」の意味
一掬の涙とは、両手で掬うことができるほど大量の涙のことです。
それくらいの量が多いというケースで使っていきます。
しかし、わずかな量の涙の意味も含まれており、そういうケースでも使えるので、使用可能なシーンはかなり多くなっています。
ここは重要な部分であり、ちゃんと記憶しておいてほしい箇所になると言えるでしょう。
「雀の涙」の意味
雀の涙とは、数量がかなり少ないことです。
涙以外においても使える言葉なので、そこは知っておくべきです。
ただ、一掬の涙の意味に似ている箇所があります。
したがって、共通点は存在していると言えるのです。
知名度的にはこっちの方が高くなっているでしょう。
ここは非常に見分けやすい箇所になります。
雀の涙は多くが知っています。
「一掬の涙」と「雀の涙」の用法や用例
「ときには一掬の涙を流すこともある。
とんでもなくショックな出来事などに遭遇したときには、どうしてもそういう状況なりがちであると言えるのではないかな。」
「今回の仕事の報酬は、まさに雀の涙と言える。
貰えないよりはマシだが、あれだけ頑張ってこれだけしか貰えないというのは、ちょっとショックであると言えるだろう。」
一掬の涙と雀の涙は同じような意味で使える
一掬の涙と雀の涙については、意味の違いはあまりないでしょう。
同じような意味で使うこともできますし、そこは知っておいた方がいいです。
ただ、雀の涙と比較した場合には、一掬の涙はちょっとマイナーな言い方になります。
これを知っている人は少数派になりますから、どうしても見聞きしづらい部分があると言えるでしょう。