「死別」は、死に別れることです。
英語では「bereavement」で表されます。
「夫と死別する」は「She was bereaved of her husband. 」「She lost her husband. 」です。
「死に別れる」は、死んだために永久に別れることになることです。
英語では以下のように表されます。
「6歳で母と死に別れた」は「I lost my mother when I was six years old. 」です。
☆bereave
他動詞です。
「近親を奪う」「驚き・怒りなどから、希望・理性を失わせる」という意味です。
「その事故で妻を亡くした」は「The accident bereaved him of his wife. 」「He was bereaved of his wife in the accident. 」です。
「死別」の意味
「死別」は、死に別れることです。
死んだために永久に別れることです。
「死に別れ」と同じ意味です。
反対語は「生別」です。
以下のように使います。
幼いころ父と死別した 死別の悲しみ 夫と死別する
☆ lost
形容詞に意味は「失われた・消え去った」「当惑した」「負けた・取り損なった」「浪費された」「死滅した・殺された」です。
「難破船」は「a lost ship」です。
「滅びた都市」は「a lost city」です。
「死に別れる」の意味
「死に別れる」は、親・兄弟・夫婦などの間で、死んだために永久に別れることになることです。
「死別」「永訣」と同じ意味です。
反対語は「生き別れる」です。
以下のように使います。
夫に死に別れる 親と死に別れる 父と死に別れる
☆死の漢字
字義は「しぬ」「ころす」「死者・死人」「幼少の者が死ぬこと」「命をかける・危険を冒す」です。
解字では、「歹+ヒ」で構成されます。
「ヒ」の部分は「ひざまずく人」を表します。
「歹」の部分は「白骨」象形です。
これらにより「ひざまずく人の前に横たわる死体」を表し「死ぬ」を意味ます。
関連語
「永訣・えいけつ」「永別・えいべつ」は、永久に分かれることです。
「死別」と同じ意味で用います。
文章語です。
「心から永訣のお悔やみを申します」「母と永別してはや五年たちます」のように使います。
「永の別れ・ながのわかれ」は、「永遠の別れ」という意味です。
やや古い情緒的な言い方です。
また、「単に長く会うことができない別れ」という意味でも用いられます。
「長の別れ」とも書きます。
「手を握り、永の別れを告げる」のように使います。
「死別」は 死に別れること、「死に別れる」は死んだために永久に別れることになることです。
「死別」「死に別れる」は、類語です。
「永訣・えいけつ」「永別・えいべつ」「永の別れ・ながのわかれ」は、これらの言葉の関連語です。
共通する意味は「身近な人が死んで、会うことができなくなること」です。
「死別」と「死に別れる」の二語は同じ意味です。
多くの場合、「死に別れる」の方が話し言葉として使われます。
「母と三歳の時に死に別れた」のように使います。