「ぞんざい」は、物事を粗略にすることです。
英語では「rough」「rude」「perfunctory」「slipshod」「careless」「sloppy」で表されます。
「ぞんざいな仕事ぶりだ」は「He does his work sloppily. 」です。
「投げ遣り」は、結果はどうなろうとかまわないと、無責任な態度であることです。
英語では「negligence」「slipshod」「careless」で表されます。
「仕事をなげやりにする」は「do one’s work on a slipshod manner」「leave one’s work halfway」です。
「ぞんざい」の意味
「ぞんざい」は、以下のような意味です。
①物事を粗略にすることです。
「投げ遣り」「いいかげん」と同じ意味です。
好色一代女(5)に「身をぞんざいにもちなし」とあります。
②無礼・乱暴なことです。
浄瑠璃(出世景清)に「さてさてぞんざい千万なる奴めかな」とあります。
以下のように使います。
ぞんざいな言葉づかい ぞんざいな計画 ぞんざいな態度 ぞんざいに書く ぞんざいな口のききよう
「投げ遣り」の意味
「投げ遣り」は、以下のような意味です。
①投げて与えることです。
②物事を投げ捨てておくことです。
結果はどうなろうとかまわないと、無責任な態度であることです。
以下のように使います。
なげやりな考え方 なげやりな態度 なげやりな仕事っぷり
☆slipshod
形容詞です。
「人・服装・仕事などが、ぞんざいな・ずさんな」という意味です。
「ぞんざいな作品」は「a slipshod piece of work」です。
関連語
「でたらめ」は、思いつくままに、いい加減なことを言ったり行ったりすることです。
またそういう言動をいいます。
「出鱈目」とも書きます。
「○×式のテストでは、でたらめでもある程度当たる」「彼のでたらめな生活にはあきれかえるばかりだ」のように使います。
「ちゃらんぽらん」は、定見がなくいい加減で無責任なことです。
「ちゃらんぽらんを言う」のように使います。
「行きあたりばったり」は、無責任でその場の成り行きにまかせるさまです。
「行きあたりばったりの政策」のように使います。
「無責任」は、責任観念が乏しいことです。
「無責任な答弁」「無責任な態度」のように使います。
「ぞんざい」は 物事を粗略にすること、「投げ遣り」は 結果はどうなろうとかまわないと、無責任な態度であることです。
「いい加減」「適当」「生半可」「ぞんざい」「投げ遣り」は、類語です。
「でたらめ」「ちゃらんぽらん」「行きあたりばったり」「無責任」は、これらの言葉の関連語です。
共通する意味は「大雑把で徹底することなく、中途半端なさま」です。
「ぞんざい」は、物事を粗略にすることです。
「投げ遣り」は、結果はどうなろうとかまわないと、無責任な態度であることです。
「ぞんざい」「投げ遣り」は、その動作者の無責任さを含みます。