学術は「専門的な研究において行われる学問のこと」。
学問を意味する言葉なので、いろいろなシーンで使えますが、専門的な研究という部分はポイントです。
学識は「学問における深い知識のこと」。
学識という言葉はそういったものを持っていると言えるケースで使います。
学識経験者といった言い方をすることが特に多いと言えます。
「学術」の意味
学術とは、専門的な研究において行われる学問のことです。
学問を意味する言葉ではあるものの、専門的な研究として行われるものである必要があるので、意味はそれだけ限定されるという言い方ができます。
ただ、この言葉は多くが聞いたことがあるのではないかと思われます。
使用するシーンは多くないものの、知名度はそこそこ高いはずです。
「学識」の意味
学識とは、学問における深い知識のことです。
学問の知識において特に深いものを意味する言葉になります。
学識経験者という言い方が有名であり、こういう表現は覚えておいた方がいいでしょう。
特定の分野において深い知識を有している人に対して使うことが多いですから、そういったところは知っておいた方がいいと思われます。
「学術」と「学識」の用法や用例
「学術と言える分野については、かなり専門的な研究をしている。
したがって、費用や人員もそれなりに割かれており、とても熱心な研究が行われているはずだ。」
「今回の会議は学識経験者を数人呼んであるから、そういった人たちを交えて行う。
それなりに貴重な意見をもらえると思うから、そこは参考にしていくといいだろう。」
学術と学識は意味で区別が可能
学術と学識は表記としては似ていると言えるものの、意味は異なっています。
したがって、そういう部分で区別をすることが可能になります。
これらの言葉はたまに使われることはありますが、頻繁に見聞きするわけではありません。
だから、どうしても馴染みは感じづらい面があると評価できるでしょうし、ここは覚えておきましょう。