迂遠は「やり方や態度などが回りくどい、遠回りであること」。
効率的なやり方やストレートな態度ではないと言えるような場面で使う表現であり、日常生活において使用しやすい言い方です。
婉曲は「遠回しな表現であること」。
ストレートに表現しないと言えるケースで使う言葉です。
迂遠の意味に似ていますが、こちらは表現をする場面で主に使っていきます。
「迂遠」の意味
迂遠とは、やり方や態度などが回りくどい、遠回りであることです。
非効率や直接的ではないと感じられるケースで使う表現になるでしょう。
迂遠という言い方は一般的にはあまり知られていないと思われます。
したがって、こういう言葉を使う機会は多くないですし、見聞きするシーンもそんなに多くないと言えるはずです。
馴染みは感じづらいでしょう。
「婉曲」の意味
婉曲とは、遠回しな表現であることです。
言い方がストレートではないという意味になります。
場合によってはあえてストレートには表現しないというケースがあり得るわけですが、そういったシーンで使える言葉です。
日常的に使用しやすい言い方になると言えます。
知名度は割と高いですから、迂遠と比べたときに頻繁に使われやすいと言えるでしょう。
「迂遠」と「婉曲」の用法や用例
「迂遠なやり方は基本的にはあまり好ましくないな。
余計な手間や時間がかかってしまうから。
できるだけ効率的と言えるような手段をとっていきたいんだ。」
「婉曲とも言えるような表現を使った方が基本的に相手の気持ちを逆なでしないで済む。
マイナス面の指摘をする際にはそういった部分は特に考慮しておいた方がいいだろう。」
迂遠と婉曲は同じような意味を持っている
迂遠と婉曲に関しては同じような意味を持っていると言えるでしょう。
どちらも表現などがストレートではないという意味で使用することができますから、意味は同じような状況となっているのです。
一般的には婉曲の方がメジャーな言い方になるため、そこは知っておいた方がいいでしょう。
迂遠という言葉はあまり知られていないと言えるはずです。