粘着は「粘りついている状況のこと」。
つまり、なかなか離れないという状況で使う言葉になります。
ものに対して使うこともありますが、人に対して使うこともあります。
密着は「ぴったりとくっついている状態のこと」。
物理的にくっついているシーンのみならず、それ以外のシーンでも使うことができる言葉であると言えるでしょう。
「粘着」の意味
粘着とは、粘りついている状況のことです。
何かが粘りついているケースで使いますから、なかなか離れないと言える場面でよく使われるのです。
ただ、粘着は物理的にくっついているケース以外でも使うことができます。
特定の人がしつこいなどのシーンでは、粘着という言い方をすることがありますから、そこについても知っておきましょう。
「密着」の意味
密着とは、ぴったりとくっついている状態のことです。
物理的にぴったりとくっついているケースでも使われますが、そうではないケースでも使用されます。
テレビ番組などでは、特定の人の仕事現場などにスタッフが毎回ついてくるなどの状況が実際にありますが、こういった場合にも密着という言葉がよく使われると言えるのです。
「粘着」と「密着」の用法や用例
「どうやら粘着物が服についてしまったようだ。
これは簡単には落ちないだろうな。
仮に落ちても、べたべたしたままなんじゃないかと思えてくるよ。」
「テレビ番組で特定のお店などに密着して放送しているケースがあるけど、かなり詳しくお店の魅力などが理解できるから、いい宣伝になっているんじゃないかと思えてくるんだよね。」
粘着と密着はやや意味が似ている
粘着と密着はどちらもくっついている状況で使っていきます。
ただ、両方とも物理的にくっついている状況以外でも使えるので、そこも含めて意味が似ていると評価できるでしょう。
粘着と密着はともにそれなりに有名な表現ですし、いろいろなシーンで使うことができるでしょう。
基本的には区別しづらい面を持っていると言えるはずです。