走破は「予定していた道のりをすべて走り切ること」。
基本的にはマラソンなどの陸上競技の長距離などで使われやすいですが、それ以外の場面でも使われる可能性はあります。
踏破は「困難かつ長い道のりを歩き切ること」。
最後まで歩いたと言えるシーンで使っていくので、走破に近いです。
でも、踏破は歩きなので、走るわけじゃない点は注意と言えます。
「走破」の意味
走破とは、予定していた道のりをすべて走り切ることです。
こういった意味なので、使う機会はあまり多くありません。
マラソンなどのシーンが代表的ですが、実際にマラソンを走るような機会はほとんどないでしょう。
そのため、これを使用する場面に遭遇する可能性はかなり低いと思われるのです。
でも、走破という言葉自体は聞いたことがある人が多いと言えるでしょう。
「踏破」の意味
踏破とは、困難かつ長い道のりを歩き切ることです。
意味は走破に似ていますけど、こちらは歩き切ることなので、例えばマラソンなどの場面には合いません。
何らかの旅をしている中で、最終目的地まで到達したような場面で使っていく言葉になるでしょう。
したがって、滅多に使わない言葉になりますから、そこは知っておくといいです。
「走破」と「踏破」の用法や用例
「初めてのフルマラソンだったけど、なんとか走破することができた。
今まではハーフマラソンまでしか走ったことなかったから、不安でいっぱいだったけど、意外といけるものだな。」
「日本列島を縦断する旅もついにクライマックスだ。
思えば長い時間をかけてやってきたが、そろそろ踏破のときを迎えそうだ。
終わってみると案外早かったな。」
走破と踏破は使用する場面が異なる
走破と踏破に関しては意味はそれなりに似ているでしょう。
しかし、使用する場面が全く同じというわけではありません。
走破はマラソンなどを走り切ったときに使いますけど、踏破は旅を終えたときなどに使うので、そういった部分で違いが存在していると言えるのです。
細かい部分ですけど、頭に入れておくといいと思われるのです。