審美は「自然や美術などにおける本当の美しさを的確に見極めること」。
美しさとは何か、どんなものが美しいのかについて考え、判断するような状況を指しています。
耽美は「美を最高の価値と考え、とにかくその世界に心を傾け陶酔すること」。
価値を判断したり、見極めたりするわけではありませんが、美に対して興味を示している点は審美と同じです。
「審美」の意味
審美とは、自然や美術などにおける本当の美しさを的確に見極めることです。
美しさに関しての価値を判断する、それを審美と言います。
この審美という表現はあまり使われません。
たまに見ることはありますけど、多くの人たちは日常的に意識する言葉ではないので、馴染みを感じられる瞬間はあまりないと言えるのではないかと思われます。
「耽美」の意味
耽美とは、美を最高の価値と考え、とにかくその世界に心を傾け陶酔することです。
美しさにかんして価値を見いだして、、それに対して没頭するような状況を指しています。
美しさにこだわる点は審美と同じですが、意味は多少異なっています。
のめり込むような状況が確認されたときに使う言葉になるので、そこはポイントと言えます。
「審美」と「耽美」の用法や用例
「審美歯科は治療を目的とするよりは、見た目に関して重きを置いている。
したがって、本来は利用しなくてもいいのかもしれないけど、歯の美しさに関して気になる人は多くいるんだろうな。」
「耽美の状況になっている人は世の中にいる。
美しさを求めるあまり、多大なお金を費やしたりしている人も割といるからな。
何に惹かれるかは人それぞれだよ。」
審美と耽美は意味が多少似ている
審美と耽美はともに美しさに価値を見出している状況で使っていきます。
審美はその価値を見極めるという意味もありますが、耽美はその価値に心酔しているという意味で使っていくので、両者は全く同じ意味ではありません。
そういった点では違いはあるものの、似ている面もあるので、区別をしていく意識が必要と言えるでしょう。