悦に浸るは「自己満足を大いに感じる状況のこと」。
周りの人たちの感情は特に関係なく、自分自身がとにかく満足できる状況にあるという意味で使われる言葉です。
悦に浸るという表現はたまに皮肉を込めて使われることがあります。
悦に入るは「物事がうまく運んでくれたために、嬉しい気持ちになること」。
悦に浸ると言い方が多少違いますけど、意味の違いはそこまでありません。
どちらも満足している状況と言えます。
「悦に浸る」の意味
悦に浸るとは、自己満足を大いに感じる状況のことです。
周りの人たちの気持ちは関係なく、自分が満足できる状況にあれば使うことができる言葉です。
そのため、悦に浸るに関しては、しばしば周りの人たちが満足している人に対して皮肉を言う意図で使われることがあります。
そういう使用シーンはかなり顕著であると言えるでしょう。
「悦に入る」の意味
悦に入るとは、物事がうまく運んでくれたために、嬉しい気持ちになることです。
自身にとって望ましい状況になったことで、自分が満足感を覚えているシーンで使う言葉になるため、悦に浸るとそんなに意味は変わりません。
こちらの表現に関しては全く使わないことはありませんけど、悦に浸るよりはマイナーと評価できるでしょう。
「悦に浸る」と「悦に入る」の用法や用例
「この会社の経営はかなり苦しいっていうのに、あの人は今日もそんな部分は全く気にしていないようだ。
最近になって彼女ができたみたいで、悦に浸っている状況みたいだ。」
「念願の第一志望の大学に合格することができ、俺は完全に悦に入っている状態だった。
あの日のことはいまだに忘れられない。
それくらい嬉しかったんだよ。」
悦に浸ると悦に入るは使用頻度の差が大きい
悦に浸ると悦に入るは意味はそれほど変わりません。
周りの人たちに関係なく、自分自身が満足している状況にあるという意味で使っていくのです。
しかし、悦に浸るはそこそこ有名な表現でしょうけど、悦に入るはそこまで頻繁には見聞きしません。
使う機会もそこまで多くないと思われるので、そういった面で両者は違いがあると言えます。