タコ殴りは「これでもかというくらいに何度も殴り続けること」。
相手が何もできなくなるような状態になるまで殴る行為を続けるといったシーンで使う言葉と言えます。
ボコるは「酷く殴りつけること」。
殴る以外の手段が使われることもありますが、主に特定の相手を強く殴ったりするシーンで使われます。
しかし、若者以外ほぼ使わない傾向があるでしょう。
「タコ殴り」の意味
タコ殴りとは、これでもかというくらいに何度も殴り続けることです。
とにかく特定の相手を殴り続けるという意味で使っていく表現であり、誰もが聞いたことがある言葉になると思われます。
表現としては有名でしょうけど、実際にこういった行為をしたことがある人はほとんどいないはずなので、馴染みを感じられる人は実際はまずいないという言い方ができるでしょう。
「ボコる」の意味
ボコるとは、酷く殴りつけることです。
何度も殴るような光景とやや似ている意味であり、ボコるはタコ殴りとかなり似た意味を持った言葉と評価できると思われます。
ただ、ボコるという表現を使うのはたいていは若者であり、使用する人が限定されるような言葉になると言えると思われます。
そこはボコるの大きな注意点になってくるはずです。
「タコ殴り」と「ボコる」の用法や用例
「因縁の相手を仮に再会したら、絶対にタコ殴りにするよ。
それくらいに鬱憤が溜まってるんだから。
再会する状況はまず考えられないから、そんなことを想像しても意味はないかもしれないけどね。」
「喧嘩というのは、基本的には殴り合いの勝負になる。
したがって、いかに相手をボコることができるかがカギだ。
でも、相手も同じことを考えているから、相手の攻撃を避けることもしないといけないね。」
タコ殴りとボコるは意味の違いはそれほどない
タコ殴りとボコるはともに相手を殴るという意味で使われ、その光景自体には大きな違いはありません。
したがって、両者は似たような言葉になるという言い方が可能です。
でも、タコ殴りはともかく、ボコるは誰もが使う表現とは言えないでしょう。
どちらかと言えば若い人たちが使用する言葉なので、一定以上の年齢の人たちにとっては縁を感じづらいと言えるはずです。