追い打ちをかけるは「弱っている存在に対して、さらに攻撃を仕掛けて徹底的にやっつけようとすること」。
あまりいい意味では使用されない言葉です。
見ている側からすれば、好ましくない光景に映る可能性もそれなりにあると言えるでしょう。
とどめを刺すは「息の根を止めるためにやる、対象を確実に死に至らしめる行為のこと」。
それ以前に何らかの攻撃は行ってきたものの、確実に対象を殺す、やっつけるために最終的に行う攻撃を指すことが多いです。
「追い打ちをかける」の意味
追い打ちをかけるとは、弱っている存在に対して、さらに攻撃を仕掛けて徹底的にやっつけようとすることです。
すでに何らかの事情によって弱っている存在に対して攻撃をしていき、完全にやっつけるという意味があるので、情けが一切ないような光景に見えるでしょう。
現実において、こういう状況は普通にありえると言えるはずです。
「とどめを刺す」の意味
とどめを刺すとは、息の根を止めるためにやる、対象を確実に死に至らしめる行為のことです。
追い打ちをかけるは物理的な攻撃のみならず、精神攻撃も含みますが、とどめを刺すは基本的には物理攻撃のみを指しています。
すでに弱っている対象にさらに攻撃を加えて、徹底的にやっつけるという点は追い打ちをかけると同じであると言えます。
「追い打ちをかける」と「とどめを刺す」の用法や用例
「この有名人はスキャンダルが出て、すでにかなり立場的にマズい状況なのに、多くの人たちがネット上でバッシングして追い打ちをかけている状況となっているな。
本当にむごたらしい光景だよ。」
「俺はお前に対して長年恨みを募らせてきた。
この状況でもお前は苦しみを相当味わっているだろうが、それだけじゃ俺の気が済まない。
とどめを刺させてもらおうか。」
追い打ちをかけるととどめを刺すは微妙な違いがある
追い打ちをかけるととどめを刺すに関しては、すでに問題を抱えている、弱っている存在に対して追加で攻撃をして、さらに悪い状況をもたらそうとする意味の言葉です。
したがって、意味はかなり似ています。
でも、追い打ちをかけるは精神的に追い詰める部分を含みますけど、とどめを刺すは肉体的に追い詰める状況のみを指すことが多いです。