一息つくは「それまで続けてきた作業などを一旦やめて、休憩をとること」。
忙しい状況を過ごしてきた中で、その状況からわずかながら解放されるようなシーンで使っていく言葉と言えます。
ホッとするは「張り詰めた空気が和らいで、精神的に楽な状態になること」。
シチュエーションとしては一息つくとは違うものの、精神面の状況としてはかなり似ている状況と言えます。
「一息つく」の意味
一息つくとは、それまで続けてきた作業などを一旦やめて、休憩をとることです。
作業を連続でこなしてきたために、どんどん疲労が溜まってきている中、休憩をとることができて、心身共に解放されたような気分になるときに使っていく言葉と言えます。
一息つくと言えるような場面は、日常的に普通に存在している光景と評価できます。
「ホッとする」の意味
ホッとするとは、張り詰めた空気が和らいで、精神的に楽な状態になることです。
それまで続いていた緊張感のある空気から解放されて、精神的に楽な気分になるようなシーンで使っていきます。
したがって、精神的な状態で言えば、一息つくと同じような意味とも評価できます。
ホッとするについても、日常的に普通に経験する状況と言えます。
「一息つく」と「ホッとする」の用法や用例
「午前中は非常に忙しかったが、ようやく昼休みだ。
これで一息つくことができる。
しかし、午後からはまた忙しい仕事に戻るわけだから、それを考えるとあまり精神的には休めないね。」
「昨日からずっと緊張していたが、プレゼンテーションの発表がようやく終わった。
必ずしも上手くいったとは言い難いけど、とりあえず終わってホッとしたよ。」
一息つくとホッとするは精神的には同じような状況
一息つくとホッとするに関しては、精神的には同じような状況と言えます。
何らかの重荷から解放されて、気が楽になっている状況なのです。
しかし、一息つくに関しては、肉体的な部分でも重荷から解放されているケースで使います。
ホッとするはほぼ精神的な部分のみでの開放なので、そこが異なっていると言え、見分けるポイントになります。