用言は「単独で述語になる単語のこと」。
「動詞」と言い換えると分かりやすい。
体言は「主語になる単語のこと」。
「名詞」と言い換えると分かりやすい。
用言は体言に対する言葉です。
体言が主語となれる名詞のことを言えば、用言は述語なので主語になれない、かつ活用する自立語と言うことになり、動詞・形容詞・形容動詞を言います。
付属語である助動詞は活用しますが、自立していないので用言ではありません。
「用言」は自立語で活用する
「用言」はそれだけで意味がある単語を言います。
動詞・形容詞・形容動詞の3種類になります。
動詞は「走る・食べる・しゃべる・行く・泣く」などウ段の「う・く・す・つ・る」などで終わるものを言います。
形容詞は「美しい・広い・大きい」など「い」で終わるもので形容動詞は「きれいだ」と「だ」で終わるものを言います。
それぞれ活用します。
「体言」は名詞
「体言」は主語となる品詞で名詞のことを言います。
代名詞も主語になりますから、体言に含まれます。
名詞は物の名前や人の名前・場所などを示す言葉のことです。
また、代名詞には人称代名詞と指示代名詞があり、前者は「あなた・私・君・僕・彼氏」などのことで、後者は「あれ・これ・あそこ・あちら」などのことです。
どちらも主語になります。
「用言」「体言」以外の品詞では自立しているものとしていないもの
「用言・体言」以外の品詞は自立語と付属語があります。
助詞・助動詞は付属語になり、副詞・連体詞・接続詞・感動詞は自立語に含まれます。
特に助動詞は活用する品詞で用言と間違い易いものですが、自立語の後に付く言葉で助詞とともに付属語になります。
例えば「今日は雨が降らない」の「ない」が否定の助動詞ですが「ない」だけでは独立した意味がありません。
「降らない」と動詞の後に付くので付属語になるのです。
「用言」と「体言」とは
「用言」は品詞の分類の仕方で「体言」と対になる言葉です。
品詞は大別すると自立語と付属語があり、「用言」は自立語の活用ありに分けられます。
また、述語と言う区分にも入り、動詞・形容詞・形容動詞を指します。
「体言」は自立語で活用なしに分けられます。
また、主語になり「名詞・人称代名詞・指示代名詞」のことです。