まくし立てるは「言いたいことを思う存分言うこと」。
自分の心の中に存在していた不平不満などを残さず全部ぶちまける、相手にぶつけるようなシーンで使う言葉です。
啖呵を切るは「勢いのいい口調で相手を責め立てること」。
言葉による攻撃という言い方ができるため、結局はまくし立てると同じような状況を示していると評価できるはずです。
「まくし立てる」の意味
まくし立てるとは、言いたいことを思う存分言うことです。
自分が思っていることを遠慮することなくぶちまける、相手にぶつけるようなシーンで使っていく言葉なので、使用するシーンは限定されます。
日常的にそういった状況を目にすることはなかなかありませんけど、たまにであれば遭遇する可能性はあるので、頭に入れておきましょう。
「啖呵を切る」の意味
啖呵を切るとは、勢いのいい口調で相手を責め立てることです。
意味としてはまくし立てるとあまり変わりませんが、啖呵を切るの方が喋る際の勢いがより強いということが言えるでしょう。
したがって、相手からしてみれば反論をすることが非常にしづらいと言え、かなり不利な形勢という言い方ができるはずです。
啖呵を切るに関しても、日常的に頻繁に遭遇する状況ではありません。
「まくし立てる」と「啖呵を切る」の用法や用例
「相手をまくし立てるようなシーンは非常に気持ちいいな。
今まで溜まっていたうっぷんを全て晴らすことができる気分であり、これ以上の爽快感はないと言えるだろう。」
「ここまで啖呵を切る状況というのは見たことがない。
相手が一方的に責め立てられ、全く何も言い返せない状況だったな。
ある意味気の毒な状況に感じられたよ。」
まくし立てると啖呵を切るは意味はほぼ同じ
まくし立てると啖呵を切るに関しては、意味はほとんど変わらない状況と言えます。
どちらも勢いよく相手に対して言いたいことを言うという状況を示しているのです。
ただ、その勢いについては、啖呵を切るの方がやや上と言えるはずです。
したがって、そういった面で違いは一応存在しているので、そこで区別をしていくと良いでしょう。