ビタミンAは「脂に溶ける性質があるビタミンのこと」。
「脂溶性ビタミン」と言い換えると分かりやすい。
ビタミンBは「水に溶ける性質のあるビタミンのこと」。
「水溶性ビタミン」と言い換えると分かりやすい。
脂溶性ビタミンにはA・D・E・Kがあり、水溶性ビタミンにはB・Cなどがあります。
脂溶性・水溶性という区分け法が先に提唱されていたことから、最初に発見されたビタミンにはAではなく「ビタミンB」と名付けられたのです。
ビタミンは少なくても多くても不具合が出るものです。
「ビタミンA」は脂に溶ける性質を持つビタミンの一つ
「ビタミンA」は脂溶性があるためにAとされました。
Bが先に発見されAは次に発見されているのですが、順番通りの命名がされなかったのは、脂溶性をAに水溶性をBにという概念が既にあったことによります。
「ビタミンA」は発育・肌・目に関係するもので、レチノールという物質のことです。
動物性ではレバー・ウナギ・バター・チーズ・卵、植物性では緑黄野菜になります。
「ビタミンB」は最初に発見されたもの
「ビタミンB」はB1が全ビタミンの中で最初に発見されたものになります。
欠乏すると脚気になることが知られています。
その後似たような性質のものが次々と発見され「ビタミンB」はB2・B6・B12などとされましたが、そのほかの似たものと合わせて8種の「ビタミンB群」とされています。
「ビタミンB」は含まれるビタミンが相互に作用して働くために、総合的に摂取することが大切です。
ビタミンは「ビタミンA」と「ビタミンB」だけではない。
ビタミン全13種は大きく脂溶性と水溶性に分けられます。
脂溶性はA・D・E・Kで、水溶性はB1・B2・B6・B12・ナイアシン・パンテトン酸・葉酸・ビオチン・Cのことです。
Cを除く8種を「ビタミンB群」と言います。
脂溶性は多く摂ると体に残り、水溶性は尿として体外に排出されます。
ビタミンは微量が必要で栄養素の働きを助けるものです。
「ビタミンA」「ビタミンB」
「ビタミンA」は脂分に溶ける脂溶性ビタミンで、脂分食品に多く含まれています。
「ビタミンB」は最初に発見されたビタミンです。
水溶性で多くのビタミン類が含まれます。
世界で最初に発見したのは日本人の鈴木梅太郎博士です。
米ぬかから発見されたものを「オリザニン」としたものが「ビタミンB1」だったのです。
ドイツのフンクが論文の関係で最初の発見者となっていますが、日本が先なのです。