常時は「いつも特定の状況が存在していること」。
常に同じという状況が観察されるケースで使っていく言葉と言えます。
何かしらが異なっているようなシーンでは使うことができません。
四六時中は「1日中ずっと同じ状況のこと」。
常時と同じような意味であり、1日を単位にして同じ状況が継続しているようなシーンで使っていく言葉と言えます。
「常時」の意味
常時とは、いつも特定の状況が存在していることです。
何かしらの部分で常に同じ状況があれば、そのときには常時という言葉を使用することができます。
常時に関しては、言い換えられる言葉が他にいくつかあるので、必ずしも常時という言葉を使用するとは限りません。
したがって、常時は頻繁に見聞きするとは言えないでしょう。
「四六時中」の意味
四六時中とは、1日中ずっと同じ状況のことです。
1日を単位にして同じ状況がずっと存在していると思われるケースで使っていく言葉です。
ただ、1日以外を単位にするケースでも使用することがあり、そのときには常時と同じように常にという意味になります。
ただ、四六時中も他に言い換える言葉があるので、頻繁には使用されません。
「常時」と「四六時中」の用法や用例
「この先生の授業のときには、生徒は常時静かだな。
かなり怖いっていう評判があるからな。
だから、怒らせないようにみんなが配慮しているのだろう。」
「今日はあまりにも疲れていたから、四六時中寝ている状況だった。
起きたのは食事と風呂くらいで、それ以外はずっと布団の中だったよ。
完全に寝たきりの生活だったと言える。」
常時と四六時中は期間の範囲が違う
常時と四六時中はどちらも同じ状況が長い時間存在している意味の言葉です。
しかし、常時は常にという漠然とした期間を示しており、四六時中は1日という明確な期間を示しているので、そこに違いがあります。
ただ、四六時中も常時のように漠然とした期間で使われることがあるため、そこは頭に入れておく必要があると言えます。