合いの手は「話の合間に返事を短くすること。」
「そうそう」と言い換えると分かりやすい。
相槌は「話の合間に返事を入れること」。
「そうですね」と言い換えると分かりやすい。
合いの手はもともと邦楽用語で間奏や拍子・掛け声のことでしたが、会話で間の短い返事のことを言うようになりました。
相槌は合いの手と同じものです。
「合いの手」は「合いの手を入れる」と使います。
「合いの手」は相槌の様なものですから「合いの手を打つ」と誤用することが多いようです。
会話の合間に短い返事や仕草を入れることです。
邦楽で「イョーオ」と言う掛け声のことや合間の音楽だけの間奏を言います。
「合いの手」は打つものではなく入れるものです。
打つものは「相槌」になります。
「そうそう・そうなの・うんうん・分かる」などと言う短い言葉になります。
「相槌」は打つもの
「相槌」は鍛冶仕事の言葉です。
大きな槌を振り下ろす合間に、小さい槌で調子を取ることから出た言葉です。
「合いの手」を入れることと同じような言葉になります。
「うん・そう・そして・それから・それは違う・そうですね・分かった」などがあります。
相手の話を良く聞く必要がある場合や、親身に相談に乗っている場合などに多く使うものです。
「合いの手」と「相槌」は同じものと言えますが、言葉の由来は全く異なるもの
「合いの手」は邦楽の「イョーオ」から来ているものです。
「相槌」は「トンテンカン」と言う鍛冶仕事から来ているものです。
それが同じ会話の合間の短い言葉になるのですから、日本語は面白いものです。
「合いの手や相槌をうまく言える人は、聞き上手と言えます」「相槌がうまく打てれば、話しては話易いものです」などと使います。
「合いの手」と「相槌」
「合いの手」は話の合間に差し入れる短い言葉のことで、それをうまく言える人が聞き上手と言えるのです。
「合いの手を入れる」と使い、「合いの手を打つ」は間違いです。
「相槌」も「合いの手」と同じもので、「相槌を打つ」と使い、「相槌を入れる」は間違いです。
例として「うん・そう・そして・それから・分かった」などがあります。