オーケストラは木管楽器、金管楽器弦楽器、打楽器からなる楽団、及び曲のことです。
対して吹奏楽は木管楽器、金管楽器、打楽器で編成されるものです。
つまり吹奏楽には弦楽器が含まれないのです(ただしコントラバスはほとんど場合入る)。
吹奏楽の主役は管楽器なのに対し、オーケストラの主役は弦楽器であることが多いです。
「オーケストラ」の意味
オーケストラはヨーロッパで発生した音楽の形式のひとつで、管弦楽曲及び、管弦楽団のことを指す言葉です。
木管楽器、金管楽器、打楽器から編成されるのが基本ですが、曲によって、様々な楽器が加わることもあります。
楽器の数や規模も時代や曲によって変わります。
またコンチェルトと言って、ソロのピアノやバイオリンと協奏することもあります。
「吹奏楽」の意味
吹奏楽は管楽器を中心に何種類かの楽器で演奏される音楽のことです。
多くは木管楽器、金管楽器、打楽器で編成されます。
戦場などで野外演奏された歴史もありますが、現代ではマーチングバンドやコンサートホールでの演奏が主です。
バイオリンという技術が特に必要な楽器を含まない為か、多くの学校には吹奏楽クラブが置かれ、アマチュア楽団も多くあります。
吹奏楽は弦のないオーケストラ
吹奏楽は時々、オーケストラより劣る、オーケストラより俗っぽいものとして扱われることがあります。
クラシック音楽を至高の音楽と信じる人には特にその傾向が強いでしょう。
確かにクラシック音楽におけるオーケストラというのは、歴史もあり、計算に計算を重ねたような緻密な芸術性があります。
しかし吹奏楽に魅力がないかというとそんなことはありません。
人の心にぶつかるような勢いがあり、どんなジャンルの音楽もこなす自由度があります。
聴き比べてみよう
「オーケストラ」と「吹奏楽」の違いについて書きました。
どちらも様々なところで演奏され、テレビドラマやポップスのバックでも、お店のBGM でも、使われています。
コンサートホールに行けば生の演奏が聴けるでしょう。
ふたつの違いを聴き比べてみるのも楽しいと思います。
そしてオーケストラならでは、吹奏楽ならではの良さを探してみてください。