「バンドネオン」と「アコーディオン」の違い・意味と使い方・由来や例文

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バンドネオンとアコーディオンは外見は似ていて親戚みたいな感じではありますが、違う楽器です。

ご存知のようにアコーディオンはピアノみたいに鍵盤がついていますが、バンドネオンはボタン型の鍵盤がついています。

アコーディオンの背面にはベルトがついていて、お腹に抱えるようなスタイルで演奏します。

バンドネオンは手前についているベルトに手をひっかけて演奏する点が大きく違います。

「バンドネオン」とは

バンドネオンにはボタン型の鍵盤がついています。

アルゼンチンなどタンゴの演奏でよく用いられています。

ボタン型の鍵盤が左33個、右38個の剛健71個のボタン型の鍵盤がついています。

このボタン型の鍵盤の記列が不規則であり、「悪魔が発明した楽器」と呼ばれています。

持ち方はボタン型の鍵盤の手前についているベルトに手をひっかけて演奏します。

バンドネオンは7キロほどあり重いので、座った姿勢で膝の上に置いて演奏することが多いです。

「アコーディオン」とは

アコーディオンは、蛇腹で演奏するところは一緒ですが、ピアノのような鍵盤がついています。

アコーディオンの背面にはベルトがついており、ランドセルをお腹にかかえるようなスタイルで演奏します。

立って演奏することも座って演奏することもあります。

バンドネオンは7キロほどあり、重たいので座って演奏することが多いです。

「バンドネオン」と「アコーディオン」の音色の違い

アコーディオンの音色が丸くソフトな音色で、バンドネオンの音色はシャープでストレートな感じです。

バンドネオンはドイツの民俗音楽で演奏されていましたが、あまり定着せず、バンドネオンの音色がタンゴの曲にピッタリな感じで、バンドネオンはタンゴ発祥の地アルゼンチンで広く普及されていきました。

タンゴは酒場などで、あり合わせのギターやバイオリンに合わせて踊っていましたが、コンサートホールなどでより音を響かせることができたので普及しました。

バンドネオンとアコーディオンなどの楽器の歴史

元々、バンドネオンはアコーディオンから派生した楽器です。

オーストリア・ウイーンにて1829年に開発され、その後、アコーディオンを参考に、コンサーティーナという楽器が開発され、さらにドイツの楽器制作家のハインリヒ・バンドがコンサーティーナを参考にし1847年にバンドネオンを発明したといわれています。

バンドネオンはドイツの民俗音楽で演奏されていましたが、あまり普及せず、タンゴの曲に合うとのことアルゼンチンで広がり、1910年代ごろからタンゴのメインの楽器として普及されました。

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