「加味」と「勘案」の違い・意味と使い方・由来や例文

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加味は「味を加えること、あるものに別のものを加えること」。

どちらかと言えば後者の意味で使用されやすいです。

当初想定されていたもの以外の別のものを考慮するケースで使われやすいです。

勘案は「いろいろなものを考え合わせること」。

つまり、多くのものを考慮するという意味になり、加味にかなり近い意味の言葉と評価できます。

「加味」の意味

加味とは、味を加えること、あるものに別のものを加えることです。

味を加えることという意味で使用されるケースはほとんどなく、基本的にはあるものに別のものを加えるという意味での使用になります。

当初想定していなかった要素を改めて考慮する際に使うことが多く、考慮する材料を増やすという意味で使われる言葉になります。

「勘案」の意味

勘案とは、いろいろなものを考え合わせることです。

複数の要素を考慮するという意味で使っていくので、加味と同じような意味の言葉と評価できるはずです。

考慮する材料を増やしていくという意味であり、より正確な判断をするためにそういったことを行うのです。

加味と同様に、日常生活の中で普通に使っていく可能性があると言えます。

「加味」と「勘案」の用法や用例

「推薦入試では、単純に学校で残した学業の成績のみではなく、部活動やその他課外活動、そして資格の有無なども加味されて合否が決定されるんだ。」

「配属部署に関しては、本人の適性を見て決めることになっているが、それだけではなくて本人の希望なども勘案して決めていきたいと思う。

やはりモチベーションも重要だからね。」

加味と勘案はほぼ同じ意味の言葉

加味と勘案については、意味はほぼ同じと評価できます。

厳密に言えば違う面はあるものの、大雑把に言うとだいたい同じであり、同様の場面で使用していくことができるのです。

どちらも多くの要素を考慮することで、正確な判断をしていくという意味で使われます。

日常生活の中でそれなりに使用可能性がある言葉と言えるでしょう。

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