「防音」と「遮音」の違い・意味と使い方・由来や例文

防音は「自室で発生する音が外に漏れないように、外の音が聞こえないようにするために実施する施策のこと」。

中の音が外に漏れないように、外の音が聞こえにくくなるように配慮することを言います。

遮音は「空気中で伝わる音を遮断する方法のこと」。

防音対策の一環として行われるものであり、結果的に中の音が外に漏れづらい、外の音が聞こえづらい状況を生むと言えるのです。

「防音」の意味

防音とは、自室で発生する音が外に漏れないように、外の音が聞こえないようにするために実施する施策のことです。

音を防ぐやり方に関しては、いくつか種類があるのですが、それらをまとめて防音と表現しているのです。

したがって、防音に関しては、音を漏れにくくする、聞こえにくくするための方法の総称であり、具体的な言葉ではありません。

遮音とは、空気中で伝わる音を遮断する方法のことです。

防音のために実施する方法の1つであり、この遮音を実施すれば音がかなり遮られ、音が外に漏れづらくなり、外の音が聞こえづらくなると言えます。

だから、具体的な手段を講じる際には遮音は1つの選択肢と言えるでしょう。

ただ、この遮音という言葉は防音と比べるとどうしてもマイナーです。

「防音の部屋に住むことができた。

これで家の中でギターを弾いていても、周りから苦情がきづらいはずだ。

こういう家を前からずっと求めていたんだよね。」

「この部屋の中には遮音が施されている。

したがって、これによって音が漏れにくく、外の音が聞こえにくい状況になっているはずだ。

こういう仕組みが施された家は希少だからね。」

防音と遮音に関しては、どちらも音が漏れづらくなる、聞こえにくくなる概念に関する言葉です。

しかし、防音は総称であり、具体的な言葉ではありません。

防音の中に遮音という具体的な方法が存在しているのです。

だから、防音と遮音は同じ概念ではありませんけど、かなり密接に関係している概念という評価が可能と言えるのです。