不確実は「確かでなくハッキリもしていない様子のこと。」
「不確かさ」と言い換えると分かりやすい。
不確定は「ハッキリと決定していない様子のこと」。
「未決定」と言い換えると分かりやすい。
どちらの言葉も現在時点では何も決まっていないことです。
不確実は漠然としていて様子や事情が分からないことを言い、不確定は数値的なことや結論的なことが分からないことを言います。
「不確実」はハッキリしていないこと
「不確実」は「確実ではない」ですから、「確かなことは言えない」「先のことは分からない」ということです。
例えば「台風が今の段階で上陸するのか反れるのかは不確実なことだ」「不確実なことが多すぎて話がまとまらない」「確実なことは先の世の中のことは不確実だということだ」「不確実性の時代という経済本がある」と使います。
「不確定」は確定していないこと
「不確定」は数値などが決まっていないことです。
「数値が未確定だ」「結論が確定していない」ということです。
例えば「競馬のオッズでは配当金はある程度分かるが、レースが終わっても現在は不確定の状態だ」「不確定要素があり、ハッキリと決められない」「国民総生産の数値は概算でしか分からず不確定です」などと使います。
「不確実」も「不確定」も確かなことが分からないこと
「不確実」は確実なことや間違いのないこと確かなことなどが分からないことです。
事情・内容と言っても言いことで、それが真実なのか間違いなのかが分からないことです。
「不確定」は結論が出ていないこと、数値が確定していないことなどを言い、「当選が不確定」「配当金が未確定」「GDPが不確定」などのことを言います。
「不確実」「不確定」
「不確実」は事情や内容が分からないことです。
「不確定」は数値や結論が決まっていないことです。
どちらも現時点でのことで、「不確定」はいずれの時点で判明するものです。
「不確実」はすぐにはハッキリとはしないかも知れませんが徐々に判明するものです。
例えば「選挙結果・競馬の配当金・GDP確定値」などはすぐに分かるものですが、「世の中の情勢」などは時間が経過しないと分からないものです。