「恐妻家」と「カカア天下」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

恐妻家は「表面上、妻の存在を恐れている夫のこと。」

「表面妻上位」と言い換えると分かりやすい。

カカア天下は「妻に家庭内の主導権があること」。

「表面妻主導」と言い換えると分かりやすい。

恐妻家という言葉は夫が第三者に自分をへりくだって言う場合に使われているようです。

本当は愛妻家なのです。

「カカア天下」は妻に主導権を預けていることを言います。

「恐妻家」は妻を恐れている訳ではありません。

「恐妻家」は妻を恐れると書きますが、そのような恐ろしい妻とは離婚・別居となることでしょう。

実際は「恐妻」と言いながら、「愛妻」であることの方が多いはずです。

愛し合っていることを言えないので、へりくだることでごまかしているのです。

「君は恐妻家なんだって。

そうなんですよ。

本当に怖いですよ。」

と使います。

「カカア天下」は上州名物から出た言葉

「カカア天下」は上州名物の養蚕農家で稼いでいた妻が、夫より収入が多かったことに由来します。
今では財布のひもを妻に譲り、夫は毎月小遣いを貰うという仕組みのことを言っているようです。

対義語で「亭主関白」がありますが、逆に夫が財布を管理して、毎月の生活費を妻に渡している仕組みを言います。

ひと昔の家庭では当たり前のことでした。

「恐妻家」と「カカア天下」は妻上位なのか。

「恐妻家」は、本当は愛妻家なのです。

「カカア天下」も妻がお金を管理していて主導権を握っているのですが、一応そのようにすることで家庭円満になるのであれば、それが良いということなのです。

決して妻が夫より上に君臨している訳ではありません。

あくまでも家庭円満・夫婦円満の秘訣としてある仕組みと考えれば良いのです。

「恐妻家」「カカア天下」

「恐妻家」は夫が使う謙譲の言葉です。

妻が恐ろしい家庭など普通はあり得ません。

夫が外で自分のことや家庭のことを言う場合に、愛妻家や円満家庭というのをためらう場合に照れ隠しで使う言葉なのです。

「カカア天下」もお金の管理を妻に任せた方が、円満な関係を作ることが出来ることから、そうしているので、妻が上位になっていることではありません。

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