「場所」と「箇所」と「地点」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

「場所」は、何かが行われたり存在したりする「ところ」です。

英語では「a place」「a spot」で表されます。

「現場」という意味の場合「a scene」です。

「箇所」は、その物のある場所です。

英語では「a place」「a spot」「a point」「a part」で表されます。

「文章のある個所」という意味の場合「a passage」です。

「地点」は、地上のある一定の場所のことです。

「ある位置」のことです。

英語では「a spot」「a point」で表されます。

「場所」の意味

「場所」は、何かが行われたり存在したりする「ところ」「場」「位置」という意味です。

または、「居所」「場席」のことです。

さらに、相撲の興行をする「ところ」のことです。

以下のように使います。

食堂を開くのに場所が悪い ピアノを置く場所がない
集合場所 夏場所 日当たりの良い場所
座れる場所を探す

<場所柄>
場所のありさまや性質のことです。

その場所に相応したことをいいます。

また、副詞的に「こういう場所なので」という意味に用います。

「場所柄が悪い」「場所柄もわきまえず」「場所柄、お客は派手な人ばかり」のように使います。

「箇所」の意味

「箇所」は、その物のある場所です。

特定の場所や部分のことです。

または、「場所」「地点」を数える言葉です。

「カ所」「ケ所」「ヵ所」「ヶ所」などとも書きます。

以下のように使います。

この個所にひびが入っている
列車の事故により不通の箇所がある
書類の訂正箇所 その個所を読み返した
日当たりの良い箇所
文章の悪い箇所を探す

「地点」の意味

「地点」は、地上のある一か所のことです。

「場所」「位置」などの意味です。

以下のように使います。

十地点で同時に調査を行う マラソンの折り返し地点
出発地点に戻る 観測地点

<所>
「所」は、「地点」の類語です。

以下のような意味です。

①物が置かれたり、事が行われたりする具体的な場所のことです。

②その人が住んだり所属したりしている場所のことです。

③「その地方の」という意味です。

④「抽象的な場所」「それにふさわしい場所」「物語の舞台」という意味です。

⑤問題となる点や側面のことです。

⑥時間的位置を規定する「場面」「状況」「場合」を指します。

⑦「大体の所は判った」のように、漠然とした範囲を示します。

⑧「聞く所によると」のように、語句の表す内容を示します。

⑨「病気がちなところから欠席が多い」のように、物事の原因や契機、または、出自や来歴などを表します。

⑩「お願いしたところ、断られました」のように、「次に続く事柄のきっかけ」を表します。

「場所」は 何かが行われたり存在したりする「ところ」のこと、 「箇所」は その物のある場所、 「地点」は 地上のある一定の場所のこと
「場所」「箇所」「所」「地点」は、類語です。

共通する意味は「特定された土地や物体などの小部分」です。

「場所」は、多くの場合、行動とのかかわりについて用いられます。

「ここは良い場所だ」と言った場合、「駅から近くて便利」や「商売するのに適している」などの意味を含み、行動とのかかわりを表しています。

「場所」には、「このステレオは場所をとる」や「客ために場所を明ける」のように、「いる所」「ある所」という意味があります。

「箇所」は、比較的小規模な場所について述べる場合に用いられます。

「個所」とも書きます。

「所」には、「所と名前を聞く」のように、住所の意味でも用いられます。

また、「場所」「折」という意味でも用いられます。

「地点」は、土地に関する場合にのみ用いられます。

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