「原資」と「資金」の違い・意味と使い方・由来や例文

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原資は「何かに使われる元になるお金のこと」。

「元資金」と言い換えると分かりやすい。

資金は「何かに使われるお金のこと」。

「使途金」と言い換えると分かりやすい。

原資も資金もお金には違いないのですが、性格・用途などが若干異なります。

イメージとしては「~資金を原資として~のために使う」と言うように使われます。

「原資」は元となるお金のこと

「原資」は事業などのために取っておく大元のお金を言い、仕入れや支払い・給料・借金返済などに振り分けられるものです。
ですから何かの用途に使うために用意しておく資金のことで、例えば言葉として「昇給原資」「賞与原資」「総原資」「支払い原資」「仕入れ原資」などがあり、国の規模では財政投融資に当てられる国債で賄われる資金のことを言います。

「資金」はお金のこと

「資金」は何かをする場合に用意するお金のことで、用途により「災害対策資金」「住宅購入資金」「救済資金」などと言います。
会社では事業に必要にお金のことで、「事業資金」「営業資金」「資金繰り」「資金難」「設備投資資金」「開発資金」などと使います。

ですから「資金」は特定の目的のためのお金、経営するためのお金のことを言います。

「原資」を元に様々な「資金」に振り分ける。

会社を設立すると「原資」として資本金や借入金が手許に有りますから、開業資金・事務所資金・工場資金・営業所資金・仕入れ資金・人材採用資金・給与資金・広告資金・倉庫資金・交際資金・運営資金などに振り分けします。

「原資」をいろいろな「資金」にして会社を運営するのです。

家庭でも「原資」は給与収入などになり、それから「家賃」「食費」「医療費」「交際費」「交通費」「貯金」「返済」などに振り分けるのです。

「原資」と「資金」の関係

「原資」は大元になるお金のことを言い、国では税金収入・国債資金などのこと、会社では資本金・借入金・売掛金・貸付金・立替金・手許現金などのこと、個人では給与・賞与・貯金などのことを言います。

「資金」は「原資」を必要に応じて割り振られたお金で用途が様々になります。

「原資」が「資金」より不足したならば借入・借金をすることになります。

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