自動詞は「自力で自立した動詞のこと」。
「自力動詞」と言い換えると分かりやすい。
他動詞は「他力が必要な動詞のこと」。
「他力動詞」と言い換えると分かりやすい。
自動詞・他動詞は言語であればすべての言葉に必ずあるものになります。
「自力・他力」とは例えで言っていますが、自ら意味を持てるか目的語を必要とするかと言うことです。
「自動詞」は独り立ちしています。
「自動詞」は言葉の中に自らの意味を含んでいるもので、主語などの動作を表しています。
例えば「私は生まれ変わった」「子供はいじめられて泣いた」「彼は去年亡くなっていた」などと使います。
これらの用例で使われている動詞は、「生まれ変わった・泣く・亡くなる」ですが、それだけで意味が分る完結した動詞となっています。
「他動詞」は他の力が必要な言葉
「他動詞」は他、つまり目的語が必要な動詞のことを言います。
目的語は他動詞が行うことを表す言葉です。
「~をする」の「~」に当たる言葉で、「する」が他動詞です。
例えば「私は自叙伝を書いた」「彼は彼女を愛している」「妹は長男を産んだ」などと使います。
この中で「自叙伝・彼女・長男」は目的語で、「書く・愛す・産む」は他動詞です。
英語にも自動詞・他動詞がある。
当然、英語も言語の一つですから「自動詞「他動詞」の区別は存在します。
前例の日本語と同じ自動詞の例は「reborn・cry・die」で他動詞の例は「write・love・give born」で目的語は「autobiography・she・eldest son」なのです。
自動詞Vの構文は「S+V」となり、他動詞V’の構文は「S+V’+O」が典型例となります。
動詞とは人や物の動きを表し「自動詞「他動詞」があります。
「自動詞」は自らに完結した意味を持つ動詞で、自力で独立しています。
例としては「生まれ変わった・済む・亡くなる」などです。
「他動詞」は、自らに完結した意味を持たないために、つまり他力・目的語が必要となる動詞です。
例として「書く・愛する・産む」などです。
世界の言語、人間が話す言葉には必ず「自動詞・他動詞」が含まれるのです。