「ばつが悪い」と「きまりが悪い」の違い・意味と使い方・由来や例文

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ばつが悪いは「その場の雰囲気が悪くなり居たたまれないこと」。

「悪雰囲気」と言い換えると分かりやすい。

きまりが悪いは「その場の雰囲気が悪くなり気まずくなること」。

「恥ずかしい」と言い換えると分かりやすい。

「ばつ」とは「場都合」のことで、「その場の都合」が転じ「雰囲気・居心地」のことを言うようになりました。

「ばつが悪い」は気まずくなること

「ばつが悪い」は何かの失敗やミスを人前でしてしまい、相手がそれを認識してしまった時に起きる恥ずかしいという感情です。
「場都合が悪い」が「ばつが悪い」と変化したものです。

例えば「初対面の人に挨拶をする時、名刺を切らしたことがバレてしまったという時」「子供の喧嘩で相手の親に抗議しに行ったら、自分の方に非があることが分かった時」などのことを言います。

「きまりが悪い」は恥ずかしいこと

「きまりが悪い」はその場に合っていないこと、相応しくないことをしてしまった時に起きる相手に対しての恥ずかしいという感情です。
「きまり」はその場にピッタリ合った言動のことです。

例えば「忙しかったので葬式に行かれなかった人に参列のお礼挨拶をしてしまった時」「急に指名されしどろもどろの挨拶をしてしまった時」などです。

「ばつが悪い」も「きまりが悪い」もその場の雰囲気が悪くなること

「ばつが悪い」「きまりが悪い」も自分や身内の失敗・ミスに関係してしますから、その場から立ち去りたい気持ちになってしまうことです。
自分のせいでその場の良かった雰囲気が急に壊れてしまうことですから居たたまれなくなります。

周囲は許してくれるのでしょうが、自分としては自分を許せないため居たたまれないのです。

「ばつ」や「きまり」とは何か。

「ばつ」は「場都合」のことで「その場の都合」「その場に合った言動」「その場に相応しい言動」のことでそのようなことが出来なかったために「ばつが悪い」となるのです。

「きまり」も「その場にあるべき決まった事」「決められた相応しい言動」ですから、同じように自分がそれをその場で出来なかったことで「きまりが悪い」となるのです。

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