「大つづみ」と「小つづみ」の違い意味と使い方・由来や例文

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大つづみは「和楽器の一つで手を使い叩いて音を出す大ぶりの楽器こと」。

「カッ」と言い換えると分かりやすい。

小つづみは「和楽器の一つで手を使い叩いて音を出す小振りの楽器のこと」。

「ポン」と言い換えると分かりやすい。

音は「大つづみ」が高い音、「小つづみ」が低い音を出します。

邦楽演奏では「大つづみ」「小つづみ」が必ずセットで使われます。

「大つづみ」は高い音が出ます。

「大つづみ」は大型の楽器なので低い音が出ると思い勝ちですが、実際はかなり高い音になります。

皮を炭火で乾燥させた打面を、右手の中指と薬指の2本に指皮を付けて叩くのですが、小さい音「ドン」、やや高い「ツ」、強い音「チョン」の3つの音を演奏で使い分けています。

左ひざに乗せて右手を振り下ろすように演奏します。

「小つづみ」は低い音が出ます。

「小つづみ」は左手で右肩に担ぐ形にして右手の中指と人差し指の2本で打面を打ちながら音を出すのですが、形に似合わず低い音が出るのです。

強く高い「タ」、弱く高い「チ」、弱く高い「プ」、強く低い「ポン」の4音が基本で、後は演奏者の技量で微妙な音が出るのです。

皮は表面に膠・砥の粉などで下地を作り、弾力を出します。

「おお鼓」同様全体に装飾が施され雅な楽器となります。

「カッポン」とは「大つづみ」と「小つづみ」で出る音

「カッ」の音は「大つづみ」が出し、「ポン」の音は「小つづみ」が出します。
大きい方が高い音を小さい方が低い音を出すのです。

「大つづみ」と「小つづみ」だけで演奏される邦楽曲には「波がしら」「玉」「ひげすり」などがあります。

基本的には邦楽の能・長唄・三番叟など多くの曲の中で、必ずセットで演奏がされています。

「つづみ」は「鼓」と書きます。

「鼓」は「太鼓」の「鼓」と同じ字ですが、バチで音を出す「太鼓」とは違いますが、同じ和楽器です。

「大つづみ」は左手で右肩に乗せ右手で打つものです。

「小つづみ」は左ひざに乗せて右手で打つものです。

「大つづみ」の方が「こづつみ」より高い音を出すのでよく間違って覚えていたり、誤って覚えていたりすることがあります。

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