意味は「言葉が持つ内容のこと」。
「言葉内容」と言い換えると分かりやすい。
意味合いは「言葉が持つ言外の内容のこと」。
「言外内容」と言い換えると分かりやすい。
ニュアンスは「英語で言葉が持つ言外の内容のこと」。
「英語言外内容」と言うと分かりやすい。
「意味」は言葉そのもの、「意味合い」「ニュアンス」は言葉から連想される関連内容や微妙な差のことです。
「意味」は言葉の持つ内容のこと
「意味」は言葉そのものが持つ内容を示すことで、例えば「薔薇」と言う言葉では「バラ」と言う音の他、「花」と言う内容が分かります。
少なくとも「花」なのですが、もう少し内容を考えると「大バラ・小型バラ・様々な色と種類」などが思い出されます。
それは「薔薇」と言う言葉が本来持つ内容と言える範囲のことになります。
「意味合い」は言外の内容のこと
「意味合い」は言葉が持つ本来の内容から連想される言外の内容のことになります。
例えば、「薔薇」の場合、「棘がある」「育てるのに管理が難しい」「風や日光が必須」「美人の代名詞」「目立つ花」などの「薔薇」から連想される事柄のことを言いますが、会話の流れや文中で使われる場合はそのうちの一つになることが多いのです。
「薔薇にはそのような意味合いもあったのですね」などと使います。
「ニュアンス」はフランス語
「ニュアンス」は「陰」を意味するフランス語が語源です。
「ニュアンス」は元々色や音の微妙な差のことを言いましたが、言葉の本来持つ意味以外の言外の意味も指すようになりました。
「赤と朱、朱と茜は微妙に色のニュアンスが異なる」「グラデは色のニュアンスの宝庫だ」「その言葉は皮肉を含んだニュアンスがあった」「同じセリフを言っても役者によりニュアンスが違う」などと使います。
「ニュアンス」は「意味合い」より会話でよく使われます。
「ニュアンス」は「意味合い」を英語で言う言葉になります。
意味は同じように使われますが、むしろ会話では「意味合い」より「ニュアンス」の方を比較的よく使うようです。
「その言葉に潜む意味合いを汲み取れませんか」より「その言葉に潜むニュアンスを汲み取れませんか」の方が良いように感じます。
「ニュアンス」は外来語として定着した言葉です。