技師と技士の違い・意味と使い方・由来や例文

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「技師」とは、広く技術者を意味する言葉です。

「エンジニア」と言い換えることもできます。

主に工学・機械などの知識に精通している専門的な職業とされています。

また、様々な職場における設備管理を担う業種として「技師」を用いることもあります。

一方、「技士」は、特定の専門技術を必要とする資格を持っている技術者を指します。

国家資格や公的資格、民間資格の名称に「〇〇技士」という形で使用されています。

「技師」の意味

「技師」とは、技術者について指す言葉の一つであり、職業を表すものでもあります。

工学系などにおいては「エンジニア」ということもできますが、一般的な職場においては、職場環境における様々な維持管理設備の操作・管理などを担当する職業とされています。

また、医療系で使われることもあり、「臨床検査技師」や「放射線技師」といったものがその代表例です。

「技士」の意味

「技士」とは、簡単に言えば資格の名称として用いられているものです。

ある特定の専門技術について、それに関する資格を有する者について用いられます。

代表的なものとして、「無線技士」や「ボイラー技士」、「海技士」といった国家資格、「地質調査技士」といった公的資格、また、各種法人によって出されている資格にも「技士」の言葉が用いられています。

「技師」「技士」の用法

例えば学校現場にいる学校用務員については、「技師さん」という形で呼ばれていることがあります。

これは自治体における現業職員とよばれる各種職場の建物維持管理、修繕などを担う者で、様々な技術を有する意味で使われています。

医療現場でも臨床検査技師、放射線技師といった形で、「技師」が使われます。

一方、人工呼吸器や人工心肺などを専門的に扱う職業は「臨床工学技士」とよばれる資格を有する者です。

一般的には、身近に「〇〇技士」といった資格をもっている人がいなければ、「ギシ」といえば「技師」を指すことが多いです。

「技師」は広く職業を指す、「技士」は特定の資格を指す

「技師」と「技士」の大きな違いは、特定の資格が関わってきます。

技師はいわゆる技術者のことなので、職業名として広く使われています。

環境整備や維持管理を担う者としても使われます。

自治体によっては「技能技師」といった職種もあります。

技士は技術にかかわる資格に用いられているので、その資格を有する人は、特定の専門技術を扱う職業に就くことが多いのが特徴の一つです。

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