貴重は「珍しい存在で、手に入れることができない状態のもののこと」。
手に入れるのが難しいという点が貴重という言葉の特徴です。
希少は「珍しい存在で、とにかく数が少ない状態のもののこと」。
貴重と意味はかなり似ていますが、数が少ないという点に重点が置かれています。
したがって、ニュアンスが若干違うと言えるでしょう。
「貴重」の意味
貴重とは、珍しい存在でなかなか手に入りづらい状態のもののことです。
手に入りづらいということは数が少ないとも言えるわけですが、貴重に関してはあくまでも手に入りづらいという点がポイントとなっています。
したがって、珍しい存在かつ手に入れることが難しいという点を印象付けたいときに、特に貴重という言葉を使用するのです。
「希少」の意味
希少とは、珍しい存在で数が少ない状態のもののことです。
数が少ないということは、手に入りづらい意味も同時に持っているわけですが、希少に関してはあくまでも数が少ないという点がポイントになっています。
したがって、珍しい存在かつ数が少ないという点を印象付けたいときには、希少という言葉を使うケースが多くあるのです。
「貴重」と「希少」の用法や用例
「この動物の毛皮は非常に貴重だ。
したがって、なかなか手に入りづらいと言えるだろう。
私自身も欲しいとは思っているのだが、難しそうに感じるね。」
「この珍味は非常に珍しい存在で、希少と言えるだろう。
とにかく数が少ないため、食べたくても食べることが本当に難しいんだよ。
実際に食べることができる人は本当に幸せだろうな。」
貴重と希少の意味はほぼ変わらない
貴重と希少に関しては、基本的に意味はほぼ変わりません。
どっちも珍しいという意味の言葉です。
しかし、貴重はなかなか手に入らないという点がポイントになっていて、希少は数が少ないという点がポイントになっています。
したがって、それぞれの言葉は強調したい部分が異なっており、そこが唯一の違いと表現できる状況です。