「怠惰」と「堕落」の違い・意味と使い方・由来や例文

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怠惰は「だらしない様子のこと、すべきことをしないで怠けること」。

なんとなくだらしない様子に見えることや義務と言えるものを果たさない状況を指しています。

堕落は「健全さを失った状態になること」。

まともな状態には見えなくなっているということですが、悪の道に落ちるなどの意味も含まれているので、割と広範囲で使うことができます。

「怠惰」の意味

怠惰とは、だらしない様子に見えること、やるべきことを怠っている状態のことを指しています。

なんとなく怠けているように見えるだけで怠惰と言われることもありますけど、義務になっていることを果たさない状況が確認されたときにも怠惰は使われます。

割と日常的に使われやすい言葉なので、頻繁に聞く機会があると言えるでしょう。

「堕落」の意味

堕落とは、健全さを失っている状態のことを指していますが、かなりアバウトな意味と言えるでしょう。

人によって何が健全か?という部分が異なり、かなり主観的に使わざるを得ません。

また、悪の道に落ちるといったケースでも堕落は使われることがあります。

したがって、実際の使用ケースとしてはいろいろな機会が考えられるでしょう。

「怠惰」と「堕落」の用法や用例

「夏休みに入ってから、家でゴロゴロしているばかりだな。

親にも毎日怠惰な生活を送っていると言われてしまったし、ちょっとは勉強でもしようかな。」

「仕事を辞めてから、1日中何もしないで堕落した生活を送っている。

傍から見れば完全に健全さを失っている状況と言えるだろう。

でも、今の精神状態で仕事を始めてもまたすぐに辞めてしまいそうだ。」

怠惰と堕落の違いは程度の問題と言える

怠惰と堕落はなんとなくイメージ的に同じような言葉と言えます。

しかし、厳密に言えば程度が異なっており、怠惰の方が軽い、堕落の方が重い意味と言えるでしょう。

どちらも現状の過ごし方が理想とは離れている状況を表した言葉ですけど、怠惰の方が意味が軽いため、使用頻度は高いと言え、相対的に堕落を使う機会は少ないはずです。

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