「点線」と「破線」との違い・意味と使い方・由来や例文

B!

点線は「点で表した線のこと」。

「罫点線」と言い換えると分かりやすい。

破線は「実線に間隔を開けた線のこと」。

「罫破線」と言い換えると分かりやすい。

点線も破線も実践から見たら、間隔が開いていることでは同じですが、その表現法や使用用途に違いがあります。

表現法は罫線や波線・ジグザク線など、用途は生活面や地図上の表現、グラフや気圧配置などに応用されています。

「点線」は丸や三角・四角・菱形で表現します。

「点線」の「点」は丸形・三角形・四角形・菱形などで表され、点と点の間隔もまちまちで線の太さもいろいろです。

意味ある線ですから、グラフ、罫線、ミシンの目、紙の折り線、切手の切り目、補助的な点線等高線、地図での地下鉄、点線国道、国や地域の境界線などに使われています。

また、破線と組み合わせて一点破線・二点破線などにもなります。

また、まっすぐな点線だけではなく、グラフなどでは波形やジグザグなど自由自在に使われています。

破線は実線を切ったもの

破線」は実線の一部を等間隔で切り取ったもので、間隔の長さや分断された先の長さや線の太さ・色などを変えることで、様々な表現ができます。
用途も様々で、例えば道路表示では白い破線はその右側にはみ出しても良いという印になります。

追い越し、障害物回避などで片側車幅が6メートル未満の道路に使われています。

また、かくれ線ともいい、物の隠れた部分の表示に、一点鎖線や想像線としての二点鎖線などがあります。

「点線」も「破線」も実線に対する物

実線が有って「点線」や「破線」が有るわけで、実線が物の外形を表したり、寸法を記入したり、中心を表したりすることに使われるのに対し、「点線」や「破線」は隠れた部分の表示や補助線として使われることが多いのです。
細い一点鎖線は基準線・分断線として、細い二点鎖線は想像線としい使用されます。

破線の方が繊細な感じが出ます。

「点線」と「破線」は同じではない。

「点線」は切手のポンチ目のように丸形が多く使われます。

切り取り線としても使用され、形状は様々になります。

「破線」は道路標示や地図、製図、仕様書などに多く見られます。

また、点線と同様切り取りのためにも切り込みが入れられています。

「点線」より「破線」は繊細な感じがあり、用途も広いのです。

両者は同じ用途もありますが、全く違う意味や用途があるのです。

最新の記事はこちらから