「夏季休暇」と「夏期休暇」の違い・意味と使い方・使い分け

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「夏季」は、夏の季節です。

反対語は「冬季」です。

「夏季施設」「この地方は夏季に雨が多い」のように使います。

「夏期」は、夏の期間のことです。

反対語は「冬期」です。

「夏期講習」「夏期学校」のように使います。

「休暇」は、学校や会社や官庁などの休みのことです。

多くの場合、日曜日や祝日の休日以外の休みを言います。

「休暇を取る」「休暇闘争」のように使います。

「夏季」の意味

「夏季」は、夏の季節です。

反対語は「冬季」です。

「夏季施設」「この地方は夏季に雨が多い」「夏季手当」「夏季休暇」のように使います。

「季」の字義(漢字の意味)は、「すえ」「わかい」「小さい」「とき」です。

「すえ」には、「最年少の人」「四季の各三ケ月の終わりの月」「末年」という要素が含まれます。

解字(漢字の解説)に於いて、「季」は「子+禾」で構成されます。

「禾」は、穀物の象形です。

「穀物の霊に扮して舞う年少者の様」から、「若い」「末の子」という意味を表します。

英語で訳す場合、「Summer/ summertime/ the summer season 」で訳します。

「夏期」の意味

「夏期」は、夏の期間のことです。

反対語は「冬期」です。

「夏期講習」「夏期学校」「夏期休暇」のように使います。

「期」の字義(漢字の意味)は、「あう」「ちぎる・約束する」「きめる」「あてにする」「とき・おり」「ひとまわり」「百歳」です。

解字(漢字の解説)に於いて、「期」は「月+其」で構成されます。

「其」は、「整然と区切る」という意味です。

これにより、「区切られた時間」を表します。

また、「一定期間一定の効果が得られるのを待つ」という意味も表します。

英訳する場合、「Summer / the summer period 」で訳されます。

「休暇」の意味

「休暇」は、学校や会社や官庁で公的に認められた授業や業務のない日のことです。

「休み」と同じです。

「夏期休暇」「夏季休暇」のように使います。

また、会社や官庁で願い出によって認められた休みのことです。

「有給休暇」「育児休暇」のように使います。

英国では「長期休暇」は、「 holidays 」です。

英国の学校や法廷の「休み」は、「vacation 」です。

軍陣や公務員の「休み」は、「A leave/ a furlough」です。

米国では「長期休暇」は、「vacation 」です。

一般的に、「休暇」は「a holiday/ a day off/ a vacation 」で表します。

「夏季休暇」は「自然現象によって夏が意識される期間の休暇」
「夏期休暇」は「人間が夏と決めた期間にとる休暇」です。

<関連語>
「夏季」も「夏期」も「夏」の関連語です。

「夏」は、旧暦では、4~6月、現在では、6~8月です。

天文学的には、夏至から秋分までを言います。

四季のうち、暑い期間を指します。

俳諧では、立夏(5月6日ごろ)から立秋(8月8日)ごろの前日までを指します。

夏の90日間を「九夏・きゅうか」といいます。

「初夏」「仲夏」「晩夏」を「三夏・さんか」といいます。

「夏季」は、「夏の季節」をいいます。

「夏期」は、「夏の期間」をいいます。

「夏期休暇」「前期・後期」のように、「期」は「人間が決めた期間」を表します。

「冬季オリンピック」「季刊」のように、「季」は「自然現象によって意識される期間」を表します。

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