両者は「2人という意味のこと」。
2つの扱いを変えるようなときに使います。
人間以外の対象に使うこともありますが、たいていは人間に対して使うのです。
双方は「2人という意味のこと」。
意味としては両者と大して変わらず、こちらも人間以外に対して使うことがあります。
ただ、双方は2つをまとめて扱うときに使用することが多いです。
「両者」の意味
両者とは、2人という意味になりますが、2つのものを指して使うこともあります。
両者という言葉に関しては、それぞれの扱いが異なるようなときに使うことがあるのです。
2つをまとめて使うときでも、厳密に言えば2つの間に何らかの差があるような、例えば2人の話す内容に食い違いがあるシーンで使うことがあるので、そこが特徴となっています。
「双方」の意味
双方とは、2人という意味になりますが、2つのものを指して使うことがあります。
双方という言葉に関しては、2つのものを同じものとして扱う、共通点があるときに使用することが多いです。
だから、2つまとめてほぼ同じ扱いとするときに使用し、例えば双方ともに同じ学校の出身とか、そういう言い方をするケースがよくあると言えるのでしょう。
「両者」と「双方」の用法や用例
「今回起きた事故の運転手と歩行者の両者の証言なんだが、どうやら食い違いが生じているようなんだ。
どっちが本当のことを言っているのか?判断するのが難しいかもしれない。」
「俺の友達とその彼女は双方が北海道出身なんだよ。
2人とも地元がほぼ同じだから、そういう共通点で盛り上がったり、惹かれ合ったりするみたいだね。」
両者と双方の差は微妙なもの
両者と双方はほぼ同じ意味ですが、両者は2つのものの中に異なった部分があるようなときに使い、双方は2つのものがほぼ同じものとして扱えるときに使うことが多いです。
しかし、それぞれの言葉はそういった条件に当てはまらないときにも使うことがあるので、厳密に言えば両者と双方の意味の違いはかなりわずかと言えるでしょう。