「全身に傷を負っている状態」、「精神的にかなりダメージを負っている状態」という意味で、肉体的のみではなく、精神的にも疲弊し、ダメージを負っている状況と言えます。
肉体的、精神的にひどい状況にあるということで、スポーツ選手などに関して割と使われることが多い言葉ですし、そういう状態にある選手は実際にいるはずです。
「満身創痍」の意味
満身創痍というのは、身体に傷を負っている、精神的にダメージを負っている状態であり、特に前者の意味で使われることが多いです。
スポーツ選手などはそういう状況になることが現実的に考えられるので、そういうシーンで割と聞く言葉です。
しかし、スポーツ選手以外にも使うことが可能ですし、普通に働いている人が満身創痍の状況と言うのはありえます。
「満身創痍」の使い方
満身創痍という言葉はスポーツ選手に関して、満身創痍になりながら、つまりケガなどを負いながら試合に出場するといったシーンでよく使います。
それ以外では、会社員などが睡眠時間を削って、肉体的にダメージを受けながら仕事をするようなときにも満身創痍という言葉を使うことがあります。
ケガや傷に限らず、肉体的にすり減るような状況があれば、そのときには満身創痍という言葉を使うことができるのです。
「満身創痍」の例文
「あの選手は前日の試合で腕にデッドボールを受けて骨折したのに、それでも試合に出ていますね。
チームにとって欠かせない選手ではあるけど、満身創痍になっても試合に出るなんてすごい執念ですよ。
私ならこんな状態で試合に出ようとは思わないし、すぐにでも休もうとすると思うでしょう。
プロの選手は意識が違うということでしょうか?」
満身創痍は一般の人にも使える言葉
満身創痍という言葉はスポーツ選手によく使われる言葉ではあるものの、それ以外の人にも使えます。
精神的にダメージを受けている状態でも使えますし、体力を削るような日常がそこにあれば、それは満身創痍の状況と表現できますから。
だから、満身創痍という言葉は実は多くの人たちに当てはまっている可能性があると言え、身近な言葉でもあるのです。