「アウグストゥス」と「アウグスティヌス」の違い・意味と使い方・使い分け

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アウグストゥスは古代ローマ帝国の初代皇帝。

ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)の養子。

皇帝になる前の名前は「オクタヴィアヌス」。

「アウグスティヌス」古代ローマ帝国の哲学者・キリスト教の神学者。

アウグストゥスが古代ローマ帝国をつくり、その古代ローマ帝国で活躍したのがアウグスティヌス、と覚えると分かりやすい。

アウグストゥスについて

アウグストゥス(紀元前63年~紀元後14年)は、ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)の養子。

カエサルが暗殺された後、第2回三頭政治を経て、古代ローマ帝国の初代皇帝。

パクス・ロマーナ(平和なローマ)時代を作り出しました。

なお英語で8月の意味のAugustはアウグストゥスに由来します(7月のJulyはジュリアス・シーザーに由来)。

皇帝になる前の名前はオクタヴィアヌスです。

アウグスティヌスについて

アウグスティヌス(紀元後354年~450年)は、古代ローマ帝国の哲学者・キリスト教神学者です。

古代ローマ帝国でキリスト教が公認(313年)された頃に活躍しました。

プラトンやキケロの影響を強く受け、ヨーロッパのキリスト教的な思想の基盤を作りました。

フランク帝国のカール大帝に影響を与えたと言われています。

有名な著書として『告白』があります。

「アウグストゥス」と「アウグスティヌス」の覚え方

「アウグストゥス」と8月の「August」を関連づけ、「自分の名前をカレンダーに入れることができるほどの権力者」と考えると覚えやすいです。

古代ローマ帝国初期はキリスト教は異端の宗教だった(なのでイエス・キリストは処刑されました)ため、キリスト教学者の「アウグスティヌス」の活躍は「古代ローマ帝国の初期ではない」と考えると、前後関係や活躍した分野を覚えやすいです。

「アウグストゥス」と「アウグスティヌス」まとめ

紀元前後からキリスト教公認(紀元後313年)までの古代ローマ帝国の流れを把握すると良いでしょう。

まずユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)が暗殺されます。

その後に「アウグストゥス」が初代のローマ皇帝になり、8月のAugustの由来になります。

当時はキリスト教は古代ローマ帝国では異端の宗教で、イエス・キリストは処刑されました。

しかしその後、キリスト教は公認され「アウグスティヌス」が現在にまで影響するヨーロッパ思想を作りました。

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