「横」と「隣」と「そば」の違い・意味と使い方・使い分け

B!

横は「特定の対象から見たときに左右どちらかの場所のこと」。

向きは重要ですが、距離は関係ないです。

隣は「特定の対象から見たときに左右どちらかの近くにいること」。

向きと距離がともに関係してきます。

そばは「特定の対象から見たときの前後左右のどれかの場所のこと」向きは関係ありませんが、距離が関係してくるという点が特徴です。

「横」の意味

横とは、特定の対象の左右どちらかの部分を指しています。

左右どちらかということで、向きが重要と言えますが、距離は関係ないので、結構離れていても横という状況になります。

距離はどうでもいいという点は横という言葉の特徴ですし、距離があまりに離れていて横か?どうか確認できない状況でも、横であると言えるケースはあるのです。

「隣」の意味

隣とは、特定の対象の左右どちらかの部分を指しています。

左右のどちらかなので、向きが重要です。

さらに隣というのは対象から見たときに非常に近い場所にある必要があるので、距離も関係してきます。

向きだけではなく、距離も重要と言える点は隣という言葉の特徴です。

対象の前後の位置に関しては隣という言い方は通常しません。

「そば」の意味

そばとは、特定の対象の前後左右どれかの部分を指しています。

前後左右どれも構わないということで、向きは関係ありません。

しかし、距離に関しては重要で、対象から近い位置にある必要があります。

つまり、対象に近くにある状況であるならば、それはそばと言える状況なのです。

対象に近い位置にあるという条件が最も重要ということです。

横と隣とそばはかぶるケースがある

横と隣とそばは言葉の定義としてはバラバラですけど、それぞれの定義の中で重なる部分があります。

例えば、対象の左右の位置で、対象から距離が近ければ、それは横でもあり、隣でもあり、そばでもあるのです。

だから、言葉としては別ですが、ほぼ同じという捉え方もでき、非常にややこしい言葉であることは間違いないと言えるのです。

最新の記事はこちらから