重油は「原油の精製の際に精製装置の底に集まる石油成分の集まり」のことで、「原油の成分のうち沸点が高く、精製するときに比較的で遅い段階で気化するもの」と考えられます。
軽油は「原油の精製の際に精製装置の上部に集まる石油成分の集まり」のことで、「原油の成分のうち沸点が低く、精製の比較的早い段階で気化するもの」と考えられます。
沸点の高い原油成分
重油は石油を精製する際に、その沸点の高さから石油精製装置の底に残留する粘度の高い石油製品のことです。
重油は「A重油」「B重油」「C重油」に分けられ、「A重油」は漁船や農耕機械に、「B重油」「C重油」は大型船や工場、作業所のボイラーなどに使われています。
重油という名前ではあるものの油の一種であるため、水よりも比重は軽くなっています。
沸点の低い原油成分
軽油は石油精製の際に、沸点の低さから早い段階で気化され精製される石油製品のことです。
軽油という名前は重油に対応してつけられたものであります。
日本のガソリンスタンドでは、軽自動車への誤給油を防ぐためにディーゼルという名前で表されることがあります。
自動車や鉄道、発電機などの燃料に使われることがほとんどです。
「重油」と「軽油」の用途
重油は農業、漁業用途に限定して非課税となっているA重油や、大型エンジンや作業所のボイラーなどに使われるものが多く私たちが身近に目にすることは少ないでしょう。
軽油は、日本ではほとんどが自動車や鉄道に、まれに発電機などに使われます。
軽油は身近に使われているものが多く、私たちが身近に目にすることは少なくないかもしれません。
重油と軽油のまとめ
いかがだったでしょうか。
重油や軽油は日常の様々な場面で使われているので、一度身近に探してみるのもよいかもしれません。
インターネットで検索をすれば重油や軽油の画像や動画が出てくるので、それを調べてみるのもよいでしょう。
ちなみに、このようなエネルギー関連の勉強をしたい方は大学の工学部に「エネルギー工学科」というものがありそこで勉強をすることができるので、ぜひ挑戦してみてください。